設置後27年目に突入したNAOJ_50cmフォーク式望遠鏡です。
制御系を2004年に全て更新してあり、現在はWindows10_64bitで
元気に働いております。
毎年アレコレと修繕を行っておりますが、今回は主要電源部を交換。
望遠鏡の制御は直接Windowsマシンでは行っておらず、
下位に制御専用のインテリジェントコントローラを配置しています。
これにより、WindowsPCがクラッシュしても観望会・観測等を続行
出来るフェイルセーフ設計です。
センサー類は全てLowActive設計なので、断線すれば望遠鏡が停止
します。こちらが本当のフェイルセーフですね。
さて、かれこれ10数年前から不安視されてきたメンテナンス用の
FDDですが、とっくに破損しておりました。
流石に最近では入手しずらく、今時使いたくもありません。
今回のために高いお金を払ってYE-DATAの新品3.5"FDD(702D-6639D)
を購入しましたが、内部で可動部固着のためかサッパリ動きません
でした・・・返品。
ダメもとで中華なFDDエミュレータを使ってみたら!!
ハッハッハッ。
アッサリと動いてしまいました。
こりゃ感動したぜ!!
ちなみに、LED表示が”001”となっているのは2枚目のエミュレート
領域に構成した駆動環境でブートされたと言うことです。
1枚目は”000”であり、”099”、つまりFDを100枚も
エミュレート出来てしまいます。スゴイ。
USBメモリー内に100枚の1.44MB_FD領域が作れるのです。
まあ、そんなに作っても使いませんが、二つのブート領域を作って
テストしてみた次第です。USBメモリーの右にある黒い小さな
スイッチでブート領域を選択出来るのです。
この手の商品は数多く存在しますが、買ったのは
GOTEK VBESTLI...44-U100 というモデルです。
但し、Webサイトがショボくて取説すら何処にあるのやら・・・
動いたから良いけどね。
現在はインテリジェントコントローラ・シミュレータをノートPC
に接続して連続稼働テスト中です。
これで制御系の故障モードが激減する筈です。
もう古いFDDユニットを発掘する必要が無くなって、本当に有難いです。