2017年5月27~28日に入笠山天体観測所の30cmF4プライムに
K-1を付けて撮ったM51は、かなり満足の行く解像度でした。
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/713.html
しかし、C-14 + ZWO-ASI294MCで撮った今回の画像が、
アッサリ凌駕してしまいました。
M51 , Gain=250 , 26X180s , 78min Total , Dark=12 , Flat=4

フラット4枚では全く足りず背景が荒れるので、
ダークのみを適用して中心部クロップで強調処理。

かなり満足度の高い画像になりましたが、不満足な点もあります。
・C-14鏡筒が時々刻々と撓んで3分以上の露光が難しい。
これは、前回までに確認が取れていています。
当然と言えば当然の結果であり、PHDがちゃんとロックオンしていても、
10分露光は全滅状態でした。要オフアキでしょうね。
・C-14+F7レデューサ+ASI294MC , Gain=250 , 1カット3分では
完全に露光不足である。
超露光不足から持ち上げて今回の画像になっています。
フォトンが足りない!!
オフアキ化して1カット10分で撮りたい。
今回の画像で22等+まで写っています。
しかし、背景との切り分けがカラーCMOSでは厳しい状態。
奥秩父や入笠山は暗いけれどシーイングがあまり良くありません。
流石に堂平天文台近くの県民の森はシーイングが良いです。
ただ明るい・・・
これがカラーカメラの泣き所である。
------------------------------------------
撮影日時:2018/03/14-15
撮影場所:埼玉県民の森P(標高830m)
天候:快晴、弱風、結霜無し
気温:6℃
星空指数:80
シーイング:4/5夜半から5/5
撮像鏡筒:C-14 , 35.5cm F11 SC , fl=3910mm (F7_fl=2489mm)
カメラ:ZWO-ASI294MC (Sony IMX294 Back Side Illuminated CMOS m4/3)
フィルター:無し
コマコレクター:ジャイアント・イージーガイダー
内蔵レデューサをF7位置で使用
赤道儀:SkyMax改_E-ZEUSⅡ仕様
ガイド:80mmF5ガイドスコープ + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3
極軸合わせ:PoleNavigator + QHY5L-ⅡM + CCTVレンズ25mmF1.4
ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:Sharp Cap 3.1(Free版)
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
------------------------------------------
・10分露光時に赤経側のみズレる現象が今回も出た。
良くよく考えてみれば、これは鏡筒のたわみが原因で間違いないだろう。
”PHDがずっとロックオン状態でもズレる”と思い込んでいたが、
撮影の合間、PHDを止めている間にも追尾は進む。
その間に鏡筒が撓んでズレた分、PHD画面でも星の位置が変わっていると
言うことだ。要するに、C-14鏡筒もろとも追尾が進むにつれて撓んで行く
と言う現象があると言うことだ。
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+->要オフアキだな。
K-1を付けて撮ったM51は、かなり満足の行く解像度でした。
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/713.html
しかし、C-14 + ZWO-ASI294MCで撮った今回の画像が、
アッサリ凌駕してしまいました。
M51 , Gain=250 , 26X180s , 78min Total , Dark=12 , Flat=4

フラット4枚では全く足りず背景が荒れるので、
ダークのみを適用して中心部クロップで強調処理。

かなり満足度の高い画像になりましたが、不満足な点もあります。
・C-14鏡筒が時々刻々と撓んで3分以上の露光が難しい。
これは、前回までに確認が取れていています。
当然と言えば当然の結果であり、PHDがちゃんとロックオンしていても、
10分露光は全滅状態でした。要オフアキでしょうね。
・C-14+F7レデューサ+ASI294MC , Gain=250 , 1カット3分では
完全に露光不足である。
超露光不足から持ち上げて今回の画像になっています。
フォトンが足りない!!
オフアキ化して1カット10分で撮りたい。
今回の画像で22等+まで写っています。
しかし、背景との切り分けがカラーCMOSでは厳しい状態。
奥秩父や入笠山は暗いけれどシーイングがあまり良くありません。
流石に堂平天文台近くの県民の森はシーイングが良いです。
ただ明るい・・・
これがカラーカメラの泣き所である。
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撮影日時:2018/03/14-15
撮影場所:埼玉県民の森P(標高830m)
天候:快晴、弱風、結霜無し
気温:6℃
星空指数:80
シーイング:4/5夜半から5/5
撮像鏡筒:C-14 , 35.5cm F11 SC , fl=3910mm (F7_fl=2489mm)
カメラ:ZWO-ASI294MC (Sony IMX294 Back Side Illuminated CMOS m4/3)
フィルター:無し
コマコレクター:ジャイアント・イージーガイダー
内蔵レデューサをF7位置で使用
赤道儀:SkyMax改_E-ZEUSⅡ仕様
ガイド:80mmF5ガイドスコープ + QHY5L-ⅡM+PHD2_Ver,2.6.3
極軸合わせ:PoleNavigator + QHY5L-ⅡM + CCTVレンズ25mmF1.4
ASCOM Platform 6.3
撮像ソフト:Sharp Cap 3.1(Free版)
画像処理:SI7 , Photoshop_cc
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・10分露光時に赤経側のみズレる現象が今回も出た。
良くよく考えてみれば、これは鏡筒のたわみが原因で間違いないだろう。
”PHDがずっとロックオン状態でもズレる”と思い込んでいたが、
撮影の合間、PHDを止めている間にも追尾は進む。
その間に鏡筒が撓んでズレた分、PHD画面でも星の位置が変わっていると
言うことだ。要するに、C-14鏡筒もろとも追尾が進むにつれて撓んで行く
と言う現象があると言うことだ。
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+->要オフアキだな。
雪もなくなったようですが、春の系外銀河を狙う機材がないのをいいことに、まだ冬眠しています。
アレレ、まだ冬眠中でしたか。
Cー14の焦点距離ではシーイングが全てと言っても
過言ではありませんが、春から夏にかけては結構使え
そうです。もっとも、最近の高感度カメラに助けられている
訳ですが、1カット15分などでは雲が来て失敗したり、
風でぶれたり大変です。
1カット1分なら晴れない夏でも何とか枚数を稼げそうです。
それをやるにはモノクロCMOSカメラが必須。
ですね。
今週はぐんま天文台の作業で関越道に住んでます。
上里SAナウなり。
系外銀河の季節がらC14が大活躍ですね。
このM51は素晴らしい解像度と仕上がり。
最近は三峰でVC200Lを使って系外銀河を撮っていましたが今一の出来。
県民の森は明るいので敬遠していましたがこの画像を見て認識を改めました。
むろん撮影技術や画像処理の差もあると思いますが改めて県民の森、見直しました。
こんばんは!
やはり県民の森はDSO狙いには適しているようです。
3億光年、15等級程度まではアッサリ表現できますが、10億光年、20等級となると
バックグラウンドが持ち上がってきて厳しくなります。
このM51は、まだまだ枚数が足りていません。
この3倍スタックできれば、バックグランドと粉銀河の切り分けがもっとハッキリ
すると思います。DSO狙いではIRも受光したいのでLPSフィルターを付けて
いないこともコントラストが上がらない原因です。