非常にやりたくはなかったのですが、
各フィルタをマイクロメータで測定しました。
全て米国ORION社の1.25”のものです。
SkyGlowFilter : 2.61 [mm] ← 光害対策フィルタ
L : 2.99
R : 3.10
G :3.15 ← 最厚
B : 3.00
Hα : 3.01
OⅢ : 2.96
S2 : 2.95 ← 最薄
SkyGlowFilterも同じ厚さだと思ってL画像に使っていました。
これだけ異なると、L画像に含まれている各波長とRGB , Hα ,
OⅢ , S2の単色との焦点ズレは避けがたいですね。
ピントを合わせるたびに、波長別のピント位置はバラバラだった
可能性があります。判明した以上、このフィルタは単独使用か
ダイヤルゲージを組み込んでから使用したいと思います。
さて、問題は基板厚3mmと思われるLRGB , Hα , OⅢ , S2です。
焦点位置ズレ ⊿d=t(1-1/n)の式より、
Gでは1.075885
S2では1.000231
となり、その差は0.075654 → 75.654[μm] にもなりました。
各フィルタで焦点位置がズレた光が、もう一回CCDの保護ガラスを
通過するわけですから、更に波長ごとの軸上色収差が追加発生
します。10μm読みのダイヤルゲージを取り付けての実測が楽し
みになりました。
参考資料

各フィルタをマイクロメータで測定しました。
全て米国ORION社の1.25”のものです。
SkyGlowFilter : 2.61 [mm] ← 光害対策フィルタ
L : 2.99
R : 3.10
G :3.15 ← 最厚
B : 3.00
Hα : 3.01
OⅢ : 2.96
S2 : 2.95 ← 最薄
SkyGlowFilterも同じ厚さだと思ってL画像に使っていました。
これだけ異なると、L画像に含まれている各波長とRGB , Hα ,
OⅢ , S2の単色との焦点ズレは避けがたいですね。
ピントを合わせるたびに、波長別のピント位置はバラバラだった
可能性があります。判明した以上、このフィルタは単独使用か
ダイヤルゲージを組み込んでから使用したいと思います。
さて、問題は基板厚3mmと思われるLRGB , Hα , OⅢ , S2です。
焦点位置ズレ ⊿d=t(1-1/n)の式より、
Gでは1.075885
S2では1.000231
となり、その差は0.075654 → 75.654[μm] にもなりました。
各フィルタで焦点位置がズレた光が、もう一回CCDの保護ガラスを
通過するわけですから、更に波長ごとの軸上色収差が追加発生
します。10μm読みのダイヤルゲージを取り付けての実測が楽し
みになりました。
参考資料

同じメーカーのフィルターでもこれだけ厚みが違うんですね。
これでは、各色ごとにピントが異なるのも納得です。
他のメーカーではどんな公差に仕上げてあるのか興味あるところです。
今回の検証内容は非常に参考になります。
※将来、モノクロCCDを使う予定は?ですが・・・
教えて頂いたイメージシフトの公式は、とても有難かったです。
おかげさまで、なんとか撮像にこぎつけそうです。
昨晩、晴れるかもしれないと思い”きのこ茶屋P”へ行って来ました。
流石にお盆の所用を済ませてからだったので到着が深夜となってしまいました。
しかもチビチビとしか晴れてくれませんでした。
今回は恒星さえ見えていれば良かったので、有効なデータが集まりました。
*ペルセの残流星が、雲越しに結構沢山飛んでいました。