夫婦となった蔵人と咲弥。しかし妻の咲弥は亡くなった前夫が忘れられない。
咲弥は夫婦として結ばれる前に、蔵人に好きな和歌は何か聞きたいと問う。
一向に答えを出せない蔵人。ふたりの間に月日が流れ、やがて事件に巻き込まれ…。
最初はこんな感じの始まり方ですが、最後まで伏線があり、
結末まで読み進むにつれ、おお!まさかと次々に明かされる出来事が面白い小説でした。
この話、私でもわかるような歴史上の要人がたくさん出てきますが、
ちょっと遊び心あるキャラ設定だなという人物が出てきて活躍します。
テレビドラマシリーズではおなじみの方ですが、思わず、これ実在の人?と確かめてしまいました。
それにしても離れてしまった二人が再び会うまでに、待つにはあまりにも長い年月だなあー。
物語の中で、お互いを想う気持ち(相手を好きな自分が好きなんじゃなく)が年月をかけて徐々に深まり、
特に咲弥の様々な後悔の末に蔵人を深く理解して想い続けて行くところは切なくもあり、健気でもあります。
何年もの間、お互い誠実に相手を想う気持ちを保てるほどの絆の深さとは、
命を懸けて慕いあうふたりならではなのでしょうか。
葉室さんの小説に登場する男性は、一見冴えないのだが、実は・・・という展開が多いですね。
この主人公の蔵人も最初、なんだこの人はみたいな描かれ方をされていますが、
読む進めるうちにすんごいええ男じゃないかと思わされます。
こんな風に自由な感性を持って生きたいと思う男の人は多いだろうな。
時の流れとともに色あせるのではなく、その人にますます惹かれて行くということは、
小説に登場する魅力的な人物だから特別という理由だけでなく、本当は誰もがそうなのかもしれないなあ。
身近な人であっても知らなかった魅力に気付けると、何度でも同じ人を素敵な人だなと慕えるのかも。
ひとりひとりたくさんの魅力を持っているんだから、きっとそういうことって私たちにもあると思います。
このふたりのように緊張感ある毎日の中じゃなくてもね。
今回も刀を抜くシーン満載。斬っては投げ、斬っては投げ…。
(あっ、私は武術経験者なので、やっぱりこういうモノが好きなんだなあと思います、緊張感とかが。)
この本、桜の花の時期か、まだ脳裏に桜の花が舞っている間に読むのが一層おすすめ。
続編『花や散るらん』も読みたいです。
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