暮らし美人化計画ハウスキーピングSan 整理収納コンサルタントの里舘友子です。
「ミニマリスト」という生き方が広く知られるようになりましたね。
「ミニマリストのようになりたい」と、しばしば相談があるほどです。
SNSでも、必要最小限の所有品で、シンプルでありながら心豊かな暮らし方のミニマリストをよく見かけます。
それは、その人の信念ある生き方だと思うので、とても尊敬しています。
ただ、私自身はミニマリストになりたいと思ったことは一度もないのです。
仕事柄、そういう生活をしていると誤解されがちですが、そんなことはありません。
実は、整理収納のセオリーは必要最小限ではなく、自分にとって必要な物の量(適正量)を決めること。それが基本の一つだと言われています。
たとえば私の場合。クローゼットにハンガーで収納している洋服の数は、50着前後。(ポールの長さは160㎝)
買い物は好きだし、ちょっとした衝動買いも楽しみたいと思う、ゆるめのライフスタイルです。
当然増えますが、衣替えの都度、売ったり処分したりするので、大体いつも同じ数。
一目で見渡せ、取り出しやすく、探し物もしないのでストレスもない。
これが私の適正量です。
え?多いですか?
ご自分の服(とりあえずハンガーにかけてある服)の数を数えてみてね。
そもそも「必要最小限」とはどのくらいでしょう。
weblioで調べたら、「これだけはどうしても必要だ、これ以上は減らせない、という限度」とあります。
あるミニマリストの女性は、靴はスニーカーとパンプスの2足だけで充分と言います。
まさに必要最小限ですね。
私の靴?
24足です。
パンプス、スニーカー、トレッキングシューズ、それぞれ冬用と夏用が必要だし、長靴もビーチサンダルも浴衣の下駄も必要だから。
ああ、やはり私はミニマリストになれそうもありません。
適正量は人それぞれ異なるので、収納空間やライフスタイルに合わせてアドバイスさせていただいています。
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