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親が残したモノ・残さなかったモノ

2012-05-12 23:46:12 | 整理、収納、の話
ちょっと辛気臭いハナシだけど。

私が母親の遺品の整理をしたのは28歳の時でした。

母は52歳で突然亡くなったため
遺書や遺言はこれっぽっちも残さず、
(こんなに早く亡くなるなんて考えもしてなかったから)、

お赤飯と煮しめのあの味の伝承も残さず(未完のままダ!)
さっさと逝ってしまった。


しかし
モノは山ほど残した。
 全てのモノにまつわる思い出も山ほど!

親の遺品整理は子の当然の義務であり、供養であるものの、

 辛かったなあ。


まだ若かった私は ただただ悲しいだけで、
母のプライベートに興味はなかったし、
知りたくもなかったが、

箪笥の引き出しや収納ケースやバックの中まで
開けざるを得なかった時、

「開けてもいいの?私が」

いくら親でも
個人のプライベートに勝手に立ち入っていいものか?
見てはいけないモノを見てしまうようなためらいとの葛藤は
経験した人ならばお分かりでしょう。


今だに時折思い出しては泣けてくるのです。

 
最近
親の遺品にまつわる整理のアドバイスを求める方が急に増えてきました。

家一軒分の大量のモノを
仕事と家事の合間にコツコツ少しずつ片付けてたら
いったい何年かかるのか検討もつかない、

かと言って、
まとめて一気に処分してもらうのは とてもできそうもない(心理的に)。

かと言って、
全部取っておくこともできない。


本年度から取組み始めた整理ingと私の経験を通して
そのような方々に対し
共感を持って少しでもお役に立ちたいと切実に願うこの頃です。

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さちこどん)
2012-05-24 14:38:10
さとさんもそんな経験がおありとは・・・。そうだったのですね。私が3年前に整理収納アドバイザーを受講したきっかけが母の突然死だったので、とてもとてもよくわかります。いまだ母の遺品と向き合う日々です(ひとつひとつヤフオクで大切にして下さる方に売っています・・・私が死ぬまでにすべて嫁に出したいです)子供達にはこんな思いさせたくないので最低限のもので暮らそうと決意しています。
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さちこどん、 (Unknown)
2012-05-27 01:11:16
覚えてるよ。とても印象に残ってます、さちこどんの受講のきっかけ。セミナー講師の立場でありながら、個人的にとても共感したもの。

遺品の整理に時間がかかるのは、整理しながら母の人生を追体験してしまうから。
 辛いよね。
ゆっくり供養してあげましょうよ、それを子供達が見て感じてるはず。つながる命の絆を。(カッコつけすぎた!)
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Unknown (さちこどん)
2012-05-29 23:04:28
覚えていていただいて嬉しいです。
ほんと母の人生を追体験しています。
だからこそ私も子供に恥ずかしくない遺品だけ残して死にたい(笑)。
母のものを私が大切に扱っていることが伝わっているといいなあ。
母の死は、子供たちにとっていい生(性?)教育だと思います。
こんな状況だけれど、子供達がいてくれて本当によかったです。
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さちこどん、 (Unknown)
2012-05-29 23:26:01
生教育!新しい!
 時々悪魔に見えるけどね(笑)うちの子は。
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