(昨日のTVの話で恐縮ですけど)
映画「のだめカンタービレ」で見た汚部屋は、
もともとステキなパリのアパルトマンなのに
「うちよりひどいねえ」って
なんとなく救われた人は結構たくさんいると思う。
映画だから当然 映像的に計算されデザインされて
「意図的に散らかしている状態」。
そりゃそーだ。リアルすぎて臭いまで感じるような映画は見たくない。
だいいち、
散らかっているモノたちがかわいすぎる。
洗濯物を干すためのロープにオレンジや赤のハンガー、
ふわっとかかったタオルは清潔っぽいし
カラフルな食器やおなべや調理道具達、
調味料のビンやその蓋にいたるまで
細部の細部までかわいい。
目覚まし時計なんか ユーモラスなオヤジ顔のひげが短針・長針になってるし!
(気付きましたか?)
積み上げられたダンボールは全部白だから汚い感じはしないし
脱ぎ散らかした服は のだめママのお手製ばっかりで
これがまたかわゆいものばっかりだ。
床の面積を大きく隠すコタツが 散らかり具合を増幅させ、
擬似リアルとリアルが紙一重のライン。
いったい
どこの誰がデザインし、演出したんだろうか?この汚部屋
すごい人だ。
のだめが片付けられないのは母親の遺伝だという設定もリアル。
でも、片付け下手って遺伝なのかなあ?
キレイにしたくてもできない負の連鎖は育った環境で伝わることもあるし
反面教師ということもあれば、1歳ですでに神経質なほどキレイ好きな子もいる。
どれも個性だと私は思う。
いいも悪いもなく、人と比べる必要もない。
自分や家族はどう暮らしたいの? それだけだと。
ちなみに
のだめが片付け下手でも
カンペキ主義の千秋先輩がついている。
二人でバランスが取れてる設定もうまい
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