TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

モバイルハウス?サウナトレーラー?

2023-01-15 07:49:00 | 地域活動や学会活動などその他の活動
昨年から、ゆるゆると進めているトレーラーハウスプロジェクト。
モバイルハウス?
いろいろな呼び方があるようですが、車で牽引できるトレーラーの上に小さな建築を載せたものをイメージしています。

たとえば、こんな感じのもの。
住箱
Mobile House “JYUBAKO” 住箱 | スノーピーク * snowpeak

Mobile House “JYUBAKO” 住箱 | スノーピーク * snowpeak

モバイルハウス「住箱」は建築家の隈研吾×スノーピークによるトレーラーハウス製品です。隈研吾がずっとつくりたかった、旅をする建築。住むをもっと自由に。

スノーピーク * snowpeak

 


お世話になっている木製サッシのアルスさんで、自社製品の移動式展示車(モバイルハウス)をつくる計画があるとお聞きしたのがキッカケ。
同時期に、北海道にいる大学の同級生がトレーラーハウスを自作しているのを知って、いろいろと教えてもらいました。

トレーラーハウスは、重さとの勝負だということ。
(規模にもよりますが、一般的なものだと最大積載量350kgという法的な制約がある)
普通に作ると350kgは平気でオーバーすること。

たまたま、計画中の案件で土地の地目が農地だったため、トレーラーハウスでつくるということも視野に入ってきました。(現在ペンディング中。。)

調べたところ、宮城県にトレーラーハウスを作っている会社があることを知り、さっそくコンタクトを取って見学に行きました。
FYCさん
東北でトレーラーハウス・タイニーハウス・ウッドデッキの製造・販売 FYC エフワイシー

東北でトレーラーハウス・タイニーハウス・ウッドデッキの製造・販売 FYC エフワイシー

東北でトレーラーハウス・タイニーハウス・ウッドデッキの設計・製造・販売を行うエフワイシーです。外観や内装・間取りなど、フルオーダーメイドに対応いたします。住居用...

トレーラーハウスの製造・販売 FYC エフワイシー

 

今回は2度目の訪問。
別件で、サウナトレーラーをつくるという計画があり、そのためのご相談に伺いました。





相変わらず、大忙しのご様子。。
コロナで需要が増えて、全国から問合せが殺到しているそうです。



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麺辰

2023-01-13 23:01:00 | 日々のくらし
近所の人気店へ
私が大学生の時からあるので、かれこれ30年近くはやっているお店。
途中、経営が変わったのかどうか、定かではありませんが、、

いつもすごい行列なので、なんとなく足が遠のいていました。
たまたま、遅いお昼に家族でいったところ、運良くすぐに入れました。

初麺辰なので、おそらく定番メニューと思われる「鳥中華」を注文。
河北の肉蕎麦とか、天童の水車蕎麦のようなものをイメージしていたところ、まったく違いました。。
ねぎ山盛りのネギラーメン(笑)。。
麺は極太麺。

個人的に細麺好きなので、面食らいました。
麺だけに。。

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現場打合せ

2023-01-11 07:08:00 | *平清水の家
平清水の家の現場。
事務所から歩いて行ける距離の現場はありがたいです。

完全養生中なので外からはまったく見えませんが、内部では断熱材の施工が始まっています。


リビングは南面する間口三間の大開口。
高性能サッシで冬の日射取得を最大化します。
建物の断熱と気密を行い、建物を高性能化することで、冬の日射を暖房としてフル活用します。
南面には下屋があり、軒の出によって夏はしっかり日射遮蔽を行います。

電気料金の鬼のような値上げは、オール電化住宅にとっては脅威でしかありません。
ランニングの安さからオール電化を選択してきた業界でも変化がありそうです。
大手の住宅メーカーでは、給湯をガスベースのエネファーム(家庭用燃料電池)などにシフトしつつありますが、これに関しては私自身ももう少し勉強したいと思っています。

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たまには読書

2023-01-09 07:20:00 | 読書
たまには本の話。
もともと本は好きでジャンルを問わずよく読んでいたのですが、ここ最近はまったくといってもいいくらい積読状態でした。
今年は、すこしずつ読んでいこうと思っています。

たまたま、山脇由貴子さんを知る機会があり、この本を手に取りました。
(Amazonは優秀なので、次々と勧めてきます。。)


教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するために https://amzn.asia/d/d0cBFvp

衝撃的なタイトルですが、臨床の現場で見聞きした経験をそのまま書いた実録。
15年以上前に書かれたとはいえ、根本的なことは今でも十分に通用すると思います。
子を持つ親として、知っておいてよい情報にあふれていて、一気に読んでしまいました。


いじめの方法は姑息でしたたか、絶対に教師にバレないところで行われる。
いじめに原因なんかない。いじめの中から作られるものだ。
全員が加害者になる可能性があり、誰でも被害者にもなる可能性がある。
教室全体が集団ヒステリーになる。
学校だけでは解決できない。学校任せにしない。
小さな兆候(被害者だけでなく加害者も)を見逃さないためのチェックリスト。
などなど。

スマホやSNSが日常化した現在では、もっともっと深刻な状況なのかもしれませんが、、
特に学校関係の皆さんには読んでおいてほしいと思いました。


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シェリーな夜

2023-01-07 09:04:00 | 日々のくらし
仕事はじめは雪かき。
とはいえ、サラッと積もっただけなので助かりました。
事務所は前日から必要最低温度で暖房をつけて予熱しておいたので、つつがなく仕事ができました。
あたたかい建物を設計しているのに事務所が寒いとは皮肉なものです(泣)。

RC造のため冷たさも蓄熱します。できるだけ躯体まで冷やさないようにしています。
壁表面温度が体感に大きく影響するため、暖房の最低温度16℃設定でも躯体を冷やさないためには十分です。



さて、シェリー酒の話。
奥さんの誕生日にこどもがジャケ買いしたワイン(お金を出したのは私ですが、、)。
買ってみたらシェリー酒で、飲み慣れないせいか、ぜんぜん減りません。。
ミカエラというスペインのものですが、炭酸で割ってチビチビ飲んでようやく飲み切りました。

写真は夕食後にバータイムと称して、おやつを食べて家族団欒しています。奥さんが出来合のピザ生地でデザートピザを焼いてくれたのですが、こどもにはゴルゴンゾーラチーズはまだ早かったようです。。


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仕事はじめ

2023-01-05 23:14:00 | いいもの
今日から仕事はじめです。とはいえ、すぐに週末のため、実質的に始動するのは週明けからになりそうです。

遅ればせながら、昨年注文していたものが届きました。
デンマークのGUBIのテーブルランプ
Obello Table Lamp Portable, White - GUBI @ RoyalDesign.jp

Obello Table Lamp Portable, White - GUBI @ RoyalDesign.jp

Obello table lamp by GUBI with an iconic, mushroom shaped design for the outdoors.

RoyalDesign.jp

 
海外サイトで安くなっていたのですが、ようやく届きました。
特に意識はしていませんでしたが、そういえば事務所のペンダントライトもGUBIを使っています。
住宅の設計では、ダイニングのペンダントライトを一点豪華主義で、アクセントになるような照明を提案することが多いです。


実はパンテラポータブルも持っているのですが、、梱包はとても豪華なのですが、本体のシェードがアクリル製で非常にチープなつくりです。
70年代に流行ったパントンらしい素材だと思いますが、傷がつきやすく持ち運びするには難があります。(値段が値段だけに。。)

並べるとこんな感じ
オベロランプはガラス製で、非常に質感が高いです。
大きさも存在感があって、和室などに床置きしても良さそうです。
いまならパンテラポータブルよりもリーズナブルに入手することができるのでお勧めです。


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年賀状

2023-01-03 23:56:00 | 日々のくらし
数年前から年賀状を徐々に減らしています。
恩師のひとりが、年賀状を辞められたのを機に、自分でもやってみようと思い立ちました。
今年頂いた年賀状にも来年からは年賀状をやめます。という文面が数社ありました。

とはいえ、頂いた年賀状はあるので、この場をかりて御礼申し上げます。
ありがとうございます。






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2023年

2023-01-01 06:32:00 | About this site
明けましておめでとうございます。
あっという間に12月が過ぎ、お正月です(汗)。。
いろいろと積み残しがありながらも2023年突入です。

2009年に横浜で事務所を立ち上げ、2014年に山形にUターン。
二度目の山形暮らしも9年目に入ります。
年末年始は、これまでを振り返り、今後の展望を表明する機会にしていますが、今年も変わらず、滋味に地道に。
以前から建物の環境には関心があって、デザインだけでなく風通しや採光に配慮したパッシブな設計を行なってきました。ビフォーアフター出演以降、本格的に建物の温熱に取組みだしてからは、高断熱高気密住宅(いわゆる高性能住宅)ばかり設計しています。

建設業界では、コロナ以降、建設資材の値上げやウッドショック、半導体不足等による納期遅延が続いています。3年前では考えられないほどの工事費の高騰に日々苦しんでいます。
さらにここにきて電気料金の値上げ。灯油やガソリン、ガスなどの燃料費も値上げつづき。
冬の寒さが厳しい雪国では、暖房費の高騰は死活問題です。暖房できずに家で凍死は笑い話ではすみません。。

こうした外因に左右されず、快適な住環境を実現することは、雪国の建築家に課せられた使命とさえ思います。

あたたかい家で過ごしませんか?
雪国の厳しさを豊かさに。

冬の日射取得を最大化する高性能木製サッシによる大開口。
庇と外部ブラインド等による夏季の日射遮蔽。
壁のダブル断熱と屋根の300mm以上の断熱。
高断熱高気密による建物の高性能化。
ペレットストーブによる木質バイオマス燃料の活用。
パネルヒーターによる気流のない冷暖房。
地域にあるさまざまな技術。
地域あるさまざまな素材。
こうした技術や素材を生かし、風景を生かす建築をつくる。

住宅も非住宅も見た目のデザインだけでなく、中身のデザインも。
















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コパル(山形市南部児童遊戯施設)

2022-12-30 05:06:00 | 辛口な月評
新しくできた山形市南部児童遊戯施設(コパル)に子どもと行ってきました。
建築的にも興味がありましたが、子どもの施設なので、子どもと一緒に体感したかったのですが、コロナ禍ということもあり、のびのびになってしまいました。

第一印象は想像していた以上によかったです。当日は年末ということもあって大勢の子どもたちで大賑わいだったこともあり、建物全体がまるでひとつの遊具になっているような印象を受けました。(平日はガラガラらしいですが、、)



一方で、全体が一続きの空間ということもあり、場所によっては音の反響を強く感じました。子どもたちの歓声と流されている音楽とでウワンウワンなっていて、館内放送はほぼ聴き取れず。。
子どもは、音がうるさいと、耳を覆っていました。



屋根は金属葺きと思っていましたが、まさかのアスファルトシングル葺き。。
複雑な屋根形状のため致し方ないのでしょうが、、雪国でアスファルトシングル葺きは、耐久性に不安しかありません。。もちろん屋根通気なし。

外壁に多用されているガラスは、一応ペアでしたが、空気層も薄く、アルミスペーサー。
断熱性能はほぼ期待できないでしょう。
建物内部は、床暖房のようで、寒くは感じませんでしたが、おそらく冷暖房光熱費はだいぶ掛かっているのではないかと思います。

PFI事業プロポーザルで、まさかの0.7ポイント差という僅差で選ばれたこの建物。
建築的な評価は特徴的な形や目新しさといった一過性のものだけでなく、わずか15年という事業期間後にこの施設がどのように活用されていくのか、公共建築としての建物の性能やサステナビリティの視点でも行なっていく必要があると感じます。
おそらく膨大な建設費を事業的にペイするのはかなり難しいはず。
光熱費が掛かりすぎるこの素晴らしい器が、山形市のお荷物にならないことを切に願います。

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年末の現場

2022-12-28 23:46:00 | *平清水の家
平清水の家の現場もどんどん進んでいます。
雨や雪に木材や断熱材を晒さないように完全養生しているので、外からは何も見えません、、
建て方と同時に屋根の付加断熱を行い、すぐに屋根防水、屋根葺きまで完了しています。



1階南面の大開口。まだサッシが入っていませんが、今回は樹脂トリプルの予定。
雪国の高性能建築では、冬の日射取得が最良の暖房です。
大開口から冬の日射取得を最大限に活用します。
夏は庇と外部シェードでしっかりと日射遮蔽を行います。



住宅でも必ず構造計算を行なっていますが、今回はさらに耐震等級3を実現するため、あまり見ないような強度用の引抜き金物を使用しています。。

Q1住宅レベル3を実現すべく導入したミラフォームλ。
建て主さんの希望もあって各所に窓がある計画のため、性能を上げるために壁は付加断熱を二重に行うトリプル断熱仕様です。

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