TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

谷口吉生のミュージアム

2005-06-12 23:34:21 | 展覧会
オペラシティに谷口吉生展を見に行ってきました。

土門拳記念館をはじめ、プロポーションの美しさ、壁材など面の構成がとても明快で「モダニズム建築」の流れを継承しつつも、どこか「和」のテイストを感じさせる材料や色の使い方が、すごく気になる建築家の一人です。

多くの模型が1/50のスケールで作られていて、その精度もさることながら、あたかも自分が建物も中にいるような体験をすることができました。
やはり、模型が一番分かりやすい。。
「3次元のものは、3次元で考える」という、至極当たり前な事実に、改めて気づかされました。

それにしても、どの建物をとっても「超高級」という文字が脳裏をかすめたのは私だけでしょうか?
一部のセレブのためだけのものではなく、もっとアートを身近で日常的にに感じられるような空間として、そういった器のあり方ってないものなのでしょうか。(ホリエモンでも、さすがにMOMAにTシャツ一枚で入れないんじゃないかなぁ・・・。)
一時期、「脱ホワイトスペース」のような建物が流行りましたが、また一周して、「ホワイトスペース」に戻ったのでしょうか?
H&Dの建物なんかを見ていると、単純にそうとは思えない気もしますが。。

長崎県美術館仙台メディアテークの取り組みが気になる今日この頃です。
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする