TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

「答えはひとつじゃない」ということ。

2009-06-06 22:15:13 | サステナブル建築
昨日の講義で、とてもよいことを聞けた。

建築教育においても、かつて近代建築が正しいこととされて、何となく、建築も解が一つのような教育がなされてきたということ。

しかし、そうではないということ。
必ずしも、この建物が絶対という解はなくて、敷地や法、コストなど様々な制約条件の中で、答えも変わってくるということ。

当たり前のことですが、改めて、すごく腑に落ちた。

とかく、分析系の研究をしていると、答えは一つ!!みたいな強迫観念にとらわれがちだけれど、きっと、もっと肩の力を抜いてみるのも大切なのかもしれない。

久しぶりにいい話を聞けた講義でした。

なかなか「正解」というのは見つけることは出来ないけれど、たくさんの試行錯誤の中から、「ベスト」と呼べるソリューション(解)を提案したいものだ。



さて、ここでいい話をもう一つ。

建築家H&dMが言っていた言葉。

「建築はワイングラスのようなものだ。」

―どんなワイングラスでも、ワインは注ぐことができるが、ガラスの形状、厚み、口にあたる部分のカーブなどによって、ワインの味は全く変わってしまう。
建築も同じで、設計次第で、いい空間もそうでない空間も生まれてしまう。だから、建築家は、そのワインに合ったよいワイングラス(よい空間)を作らなくてはいけない。

(というような内容だったと思う。間違っていたらごめんなさい。。)

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