TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

まちなか再生/セルフビルドによる空き店舗のリノベーション

2013-04-24 17:09:19 | *まちなか再生/花園ベースHANACOYA
「まちなか再生/空き店舗リノベーション」プロジェクト

ご縁があって、中心市街地の空き店舗の利活用に関わっています。
商店街の方々をはじめ、地域の方々と協働し、空き店舗のリノベーションに取組んでいます。

現在、場所の整備を豊橋技術科学大学の建築サークルの学生が中心となって進めています。
学生にとって、実際の商店街の現状を肌で感じることのできる貴重な機会にできればと考えています。


先週から、本格的な工事が始まりました!
職人さんにお世話になりながら、今回もセルフビルドによる改修に挑戦しています。
天井の撤去工事の様子です。





地域の子ども達や学生、大人が利用できる、「まなび」をテーマにしたまちなかの居場所づくりもテーマの一つです。
コラーニング(Colearning)とは、Co(共同で)Learning(まなぶ)こと。その場所のこと。コラーニングスペース。

「まなび」といっても、好きな本を読んだり、興味の持ったことをインターネットなどで調べることができるような場所。
いわゆるお勉強だけではなく、ここを利用する人たちが自分で創造していくことのできる広い意味での「まなび」の場。
いろいろな世代の人たちやコンテンツを介して、さまざまな「まなび」のきっかけ、出会いがある場所。
こじんまりとした場所なので、個人や比較的少人数のグループで、地域のサークルやクラブなど、サロン的な雰囲気で気軽に利用できるような場所にしたいと思っています。

ここでは、WiFiが飛んでいて、自由にインターネットを使うことができます。
電源があって、自分のパソコンや端末を持ち込むことができます。
ちょっとしたミーティングを行えるスペースもあります。

ただ、それだけでは、だれも利用してくれません。。
マックやスタバ、マンガ喫茶との差別化が必要だと思っています。
また、東京や名古屋のような大都市とはまちの構図が異なるので、違ったアプローチを考える必要もありそうです。。

地域の方々と共に、地元大学の建築学科や建築や都市を学ぶ学生が関わる意義も踏まえて、いろいろな話し合いを行いながら進めています。
まちなかにいろんな本が置いてあって、まちなかの図書館のように自由に閲覧できたらいいね。
建築や美術、デザインに関する本がまちなかにあったりいいね。
ここにしかない建築の本や資料があると、名古屋の大学の建築学生もここに来たくなるね。
豊橋だけでなく、名古屋や東海エリアの建築学生や建築関係者が立ち寄れるような場にできたらいいね。
家づくりや建築に関して、興味のあることを調べたり、気軽に相談できる場がまちなかにあったら地域の人は便利だね。
まちなかのギャラリーのような場にも使えたらいいね。
ケンチクカフェをここでやりたい。
パソコンがあって、自分で図面を描いたり、自分で考えたものを出力できる場所にしたい。
模型をつくったり工作をしたりできるような工房的なスペースがまちなかにあったらいいね。
などなど。夢は膨らみます。。



参考:コワーキング(Coworking)
コワーキングとは、事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルおよび、その場所のこと。コワーキングスペース。

以下、Wikiより引用
コワーキングは独立して働きつつも価値観を共有する参加者同士のグループ内で社交や懇親が図れる働き方であり、コスト削減や利便性といったメリットだけではなく、才能ある他の分野の人たちと刺激し合い、仕事上での相乗効果が期待できるという面も持つ。
コワーキングが行われる環境(「コワーキングスペース」と呼ばれることもある)はシェアオフィスやレンタルオフィスとは異なり、実務を行う場所が個室ではなく図書館のようなオープンスペースとなっている。また、すべてのスペースを共有したり、イベントを行ったりといった試みを通して参加者同士のコミュニティ育成を重要視する傾向が強いことも大きな違いのひとつである。
一般的なオフィス環境とは異なり、コワーキングを行う人々は同一の団体には雇われていないことが多い。
通常、在宅勤務を行う専門職従事者や起業家、フリーランス、出張が多い職に就く者など、比較的孤立した環境で働くことになる人が興味を持つことが多い。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする