TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

【大磯/通り土間の家】無事に上棟いたしました

2016-12-05 00:04:29 | *通り土間の家/大磯
大磯の住宅も順調に工事が進んでおります。
無事に上棟いたしました。おめでとうございます!



木造の骨組みがあっという間に2階、そして屋上まで立ちあがりました。







狭小地しかも旗竿地。隣地は建てづまっています。。
さらに用途地域が準防火地域のため、防火設備の認定をとれた仕上材を採用するなど、さまざまな制約がありました。

狭小地だからといって、明るさや開放性をあきらめたくはありません。
開放できるところは、出来るだけ大きな窓。明るく開放的で、かつ断熱性能を担保した住まいを実現するために立体的に工夫をした計画となっています。

唯一開けているのが上空。そして東隣地は緑地ということもあって、限られた方向に思い切って開放しています。

屋上を計画することで、周辺の建物よりも、あたまひとつ高いところの眺望を獲得しています。



もちろん窓はできるだけ大きく。窓は断熱気密に十分配慮した計画となっています。
準防火地域のため、高い断熱性を担保しつつ防火設備として採用できる高性能窓を選定しています。
限られた予算の中で、ペアガラスながら防火設備として十分な性能を有する樹脂サッシ、熱貫流率1.6W/㎡K以下の物を目安に探しました。(※驚くほど選択肢が少ないのです。。)
高性能サッシとして値段もこなれてきているAPW330は防火戸APW330だと、極端に性能が落ちてしまう(1.48W/㎡・K→1.95W/㎡・K)ので、不採用。。

住宅密集地のため、リビングやダイニングといった主階はすこしでも日の光が入る2階に計画。1階には寝室や水まわりを集約させています。
2階のテラスやリビングの窓には遊佐の家、西根の家、上山の家とお世話になっている「アルス」さんの高性能木製サッシ。
ココゾ!という場所にはお金をかけるなど、家全体で優先順位を決めて、コストコントロールを行っています。
準防火地域でも使用可能な高性能の木製サッシ(木製大型片引き戸「エコスライド」としては、国内第一号の物件とのこと!)
http://yumemado.com/publics/index/15/


※旗竿地とは(Google検索)
https://www.google.co.jp/search?q=%E6%97%97%E5%9C%B0%E4%BD%8F%E5%AE%85&oq=%E6%97%97%E5%9C%B0%E4%BD%8F%E5%AE%85&aqs=chrome..69i57.17849j0j4&sourceid=chrome&ie=UTF-8#q=%E6%97%97%E7%AB%BF%E5%9C%B0


※準防火地域とは(Google検索)
https://www.google.co.jp/search?q=%E6%97%97%E5%9C%B0%E4%BD%8F%E5%AE%85&oq=%E6%97%97%E5%9C%B0%E4%BD%8F%E5%AE%85&aqs=chrome..69i57.17849j0j4&sourceid=chrome&ie=UTF-8#q=%E6%BA%96%E9%98%B2%E7%81%AB%E5%9C%B0%E5%9F%9F

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