TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

【上山の家】リノベーションアプローチによる新しい古民家再生の取組み

2015-10-28 20:33:02 | *上山の家/雪かきしながらトイレに行く家
山形でも古民家の再生に取組んでおります。
石場建ての伝統工法で建てられているため、基礎がありません。
そこで、上げ家(あげや)をして、一旦建物全体を持ち上げ、基礎と断熱層を構築しています。
これまで見たことのないような建設風景です。



黒谷プロジェクトで学んだ経験を生かして、雪国の住まいに相応しい、明るく温かい建築にしたいと考えております。
古民家再生というと、とかく伝統的な構法や材料にこだわった作り方を想像する方が多いと思いますが、私自身は、それ以上に、温かさや明るさなど、住まいの基本性能を上げて、建築の価値を高めること。そこで暮らす上での快適性の方が優先すると考えております。(けっして、従来の古民家再生を否定するものではありません。)

その意味では、黒谷プロジェクトも含めて、従来とは違ったアプローチによる、リノベーション(古民家再生)になると思います。

※リノベーション(Renovation)
古い建物に新機能を加え、性能や価値を高めること。
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