TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

あえて5年前のガラケーをかう新しさ/古びないデザイン

2012-07-15 20:18:28 | いいもの
グエナエル・ニコラがデザインしたSIMPURE L2(左:古、右:新)。

左の古い方は5年前に購入して、紆余曲折があったけれど長らく愛用してきました。
ただ、充電コネクターのカバーが折れてしまっていて、端子が剥き出しのためとても危うい状態でした。

今回新品の在庫品(右)をたまたまみつけて購入しました。
5年前のモデルですし、特別優れた機能があるわけではけっしてありません。
むしろ、今どきの携帯にしては、清い位にできることが限られています。
ただ、持っていて手に馴染む質感はなんともいえぬ心地よさがあります。

携帯電話で同じ機種をわざわざ探して買ったのははじめてですが、いまのスマホはどの機種も普段持ち歩くには大きすぎるし、デザインが似たりよったりでプロダクトとしての魅力をまったく感じません。
iPhoneは使ってみてバッテリーの持ちに不安を感じたのと通信キャリアの制約があったため、今はiPod touchとしてWiFiで使っています。。

携帯に限らず、優れたプロダクトデザインは社会的寿命が長いと感じます。たとえば、某自動車メーカーのデザインもしかり。
こうした古びないデザインには、プロダクトとしての「強さ」を感じると共に、それを生み出したデザイナーや職人の「意思・精神性」を感じます。
そして、こうした優れたデザインにふれていると、作り手の意図やこだわりにも思いをはせることができます。
そんなことを考えながら、日常を過ごすのもアリだし、素敵なことだと私は思います。
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