横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

善兵衛と藤村

2016-06-07 06:43:40 | 日記



湘南平からは相模湾や富士山がきれいに見えるはずだが、
この日は靄がかかって残念だった。

昼を食べたあと真っ直ぐ南へ下りることとした。






子犬と一緒に上がってくる人とすれ違うなど比較的楽な道だ。






出会った花はホタルブクロのほかはアジサイが多かった。






山道が終わるあたりに、大きな樽を使った四阿風の部屋みたいなものがあった。
残念ながら近寄れないので入り口はじめ詳しいことは分らなかった。






そこからすぐに善兵衛池に出た。

江戸時代このあたりは川がなく痩せた土地であった。
1810年ごろ善兵衛さんが農地の開発を志し自力で用水池と水利を整えた。
それにより良田をつくることが出来て善兵衛は幕府に賞され苗字帯刀を許されたとか。






JR線をくぐって大磯駅方面に向かう途中に島崎藤村邸の案内が出ていたので立ち寄った。






藤村は昭和16年の1月に大磯のドンドン焼きを見に来て珍しい郷土行事と喜び、
また温暖な土地を気に入って同年春からこの地に住むようになった。

静子夫人と2年半を過ごしたが脳溢血に倒れ「東方の門」が絶筆となった。






この庭に面した広縁つき8畳の居間と4畳半の書斎と控えの間という簡素な住まいであった。

コメント (2)
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