
根津神社を入るとすぐ目の前にツツジの山が広がっている。

赤に白に薄紫などさまざまな色合いのツツジが、どれもこんもりと仕上げられている。

クルメツツジ、キリシマツツジ、リュウキュウツツジ、レンゲツツジなどがさらに細かく分けられて、
約100種類、3000本のツツジがが植えられているそうだ。
詳しい品種名はもちろん、どの系統なのかもさっぱり分からない。
中には品種名のプレートが添えられているものもあったので少し助かる。

ツツジは合弁花だけれど、このギンザイカは花冠が基部の方まで深裂しているので、離弁花の花びらのように見える。
セイガイハも花冠が細長く波打つように湾曲し、葉っぱも細長くツツジとは思えないほどだ。
変わり種は名前や特徴を覚えやすい。


ギンノザイ セイガイハ


ハナグルマ カバレンゲ
ハナグルマもギンザイカやセイガイハと同系だが、花冠がしっかりして花車と名付けられているのも分かる。
レンゲツツジの仲間ではカバレンゲとキレンゲなどが見られた。
さまざまなツツジが見られてツツジ愛好の人にはたまらない場所だろうと思われる。

もちろん色とりどりの花と木々の緑を楽しむだけで十分な場所だ。

麓の池では鯉や亀が住んでいる。外国生まれの亀なのが少し残念。
「つつじまつり」は5月6日までで、それ以降はつつじ苑に入れないらしいが、
つつじの花はまだ旺盛で麓から見るだけでも十分に楽しめそうだ。