泉の森の「しらかしの池」のすぐ北側にたつミズキの木・・・うん?
葉がすっかり虫に食われているように見える。
10日ほど前、家の近所の道の上に多数の幼虫が見られ、一部は我が家の壁にもやって来た。
キアシドクガの終齢幼虫が蛹になる場所を求めて歩き回っていたのだろう。
これが泉の森で見たキアシドクガの蛹だ。
そして今、真っ白な成虫になったキアシドクガたちがミズキを探して木々の周りを飛び回っている。
飛び回っているのは撮りにくい。
キアシドクガの雌は初夏にミズキやエゴノキの幹に卵を産み付ける。
卵はそのまま越冬し翌年の春に孵化すると梢の方に上がって行き葉を食べて成長する。
泉の森のミズキは多数の幼虫にやられてしまったのだろう。
飛び回る成虫の数が今年は特に多いような気がする。
キアシドクガの名前は一番前の脚が黄色いということによる。
しかしドクガ科の仲間として分類されているので黄脚毒蛾だが、一生を通じて毒はないそうだ。
生まれて間がない成虫。これからミズキを求めて飛んでいこうと機が熟すのを待っている。