
宮ヶ瀬湖畔園地や早戸川林道を歩いていて何種類かのチョウを見た。

いちばん多かったのはコミスジで特に林道やその斜面を忙しく飛び回っていた。
ときどき林道の上には止まるが、すぐに動いて草木に止まるのは数えるほどだった。

コミスジを追っていると木の葉のかげにトラフシジミがいた。

ミヤマセセリも道の上に止まって、すぐにどこかへ飛んでいった。
どのチョウも忙しくて、花と蝶のようなシーンに出会うことが出来なかった。

道端の枯れ葉のあたりに、ちょっと明るい色の蛾がいた。
ゴマダラベニコケガであろうか。
ヒトリガの仲間でスジベニコケガと似ているらしく詳しい区別は知らない。

林道の上を黒いアゲハの仲間が飛んでいて、追いながらシャッターを押すと何とか写った。
オナガアゲハだ。尾状突起が少し内側に湾曲しているという特徴があるという。
そして後翅上部に白い斑があるのは雄だそうだ。

林道を折り返した帰り道。
出口に近づいたところの道路上を水が流れていた。ここはいつもそうだ。
そこにコミスジが何頭かいた。

コミスジたちは水の少ない部分で吸水を楽しんでいたのだ。
しばらくして飛び立ってもまた吸水に戻る。

そこにアゲハの仲間もやって来た。カラスアゲハであろうか。

口吻を延ばして至福の時を楽しんでいた。
ほかにツツジの花の周りをヒラヒラ飛ぶアゲハもいたが、吸蜜するところは見られなかった