横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

津久井湖と城山湖

2019-05-28 06:26:11 | 日記



相模原の津久井湖から峯の薬師を経由して城山湖、さらに草戸峠から町田の大地沢まで歩いた。






津久井湖は上流の相模湖とともに相模川流域に作られた人造湖で、昭和40年(1965)に完成した。
城山ダムの天端を国道413号が走っており交通量は多い。

津久井湖の目的は洪水調節、水道用水の貯水、発電(津久井発電所)及び湖面利用のレクリエーション。







右岸から対岸方向を見る。山中に峯の薬師がある。







津久井湖の中程を三井大橋がまたいでいる。
左側が自動車用の大橋で、歩行者は右の吊り橋「三井そよかぜ橋」を渡る。







峯の薬師入口バス停あたりの参道口から峯の薬師を目指す。
かなり急な上りの道が続く。息が切れて10mごとに脚が止まる感じだ。







700mを20分以上かかって、曹洞宗大覚山東慶寺・峯の薬師境内に着いた。
ほかに参拝者はいなかった。







峯の薬師は1500年頃の創建らしいが明治の神仏分離で山から下ろされ廃堂となった。
その後、1933年になって再興されたそうだ。
ここからさらに進むと奥の院があるが、これも再建されたものだ。

薬師様は眼の病に御利益があるので、しっかりお願い事をした。







奥の院のあたりから下を眺めると津久井湖が広がっていた。
中央から右の山は城山(375m)で、鎌倉時代に築城された津久井城が江戸初期まであった。







峯の薬師から城山湖への道は、さほど厳しくなく左右を観察しながら歩くことが出来た。
山道を抜けると急に大きな電気設備が見えた。城山発電所の変電設備のようだ。







城山発電所の左手へ上がっていくと城山湖が見えた。
城山湖は通称で正式には本沢調整池という。津久井湖と同じく昭和40年に完成した。
城山湖は津久井湖より標高差で185m高くなっており、揚水発電に利用されている。
すなわち需要の少ない夜間の電力を使用してポンプで津久井湖から揚水し、
その水を昼間に津久井湖へ落とすことにより発電している。







城山湖を北側に抜けると松見平休憩所があった。
展望が良さそうだが、先客がいたので階段は上らず草戸山方面に急いだ。







途中、タツナミソウやコジャノメ等を観察しながら多少の上りのあと大地沢に着いた。



コメント (2)
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