横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

海岸の小さい花

2017-07-26 05:29:03 | 日記



観音崎の海岸にはハマボッスの白い花がまだ少し残っていた。
花期は初夏のころらしい。






ハマボッス(サクラソウ科)
ハマボッスの一つ一つ花はオカトラノオの花に似ている。
花冠は深く5裂するのが普通だが、6裂しているのもあった。






果実もオカトラノオと似たような形をしている。
もう少し熟すと先端に小さな穴が開いて種子を飛ばす。






イワダレソウ(クマツヅラ科)
ハマボッスのそばに隠れるようにイワダレソウの小さな群落があった。






イワダレソウは花穂の縁を白い小さな花が取り巻いている。






科も草丈も違うがワレモコウにちょっと似ている。
ワレモコウの花は上から下へ咲いていくのに対して、
イワダレソウは下から上へと咲きあがっていく。


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セリ が 好き

2017-07-25 05:01:42 | 日記



観音崎の海岸で白い小さな花がいくつも花序を作っているのがあった。
ボタンボウフウ(セリ科)だ。






こういうのを複散形花序というらしい。






ミツバチも花から花へ蜜を吸いながら歩く。






花の形から名前の頭にボタンが付いている。






雄性先熟らしく雌しべはまだ目立たない。






アカスジカメムシが何頭もいた。
アカスジカメムシはセリ科の花や実が大好きなのだ。
ニンジンにもつく。






カップルがいた。
幼虫もセリ科が好きなので、すぐ近く果序のあたりに産卵するのだろう。




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小さな虫たち さまざま

2017-07-24 06:38:51 | 日記



神奈川県自然環境保全センターの谷戸に白い花が咲いていた。セリだ。






仲間のセントウソウは4月ごろに花を見た。
セリ科の花はノダケなど一部を除いて白い花が多い。
花期はいろいろだが、セリは7~8月ごろに咲く花だ。






セリの花が咲いている場所はイヌスギナの多い場所。そこに光るものがいた。
最初は2,3頭いるのかと思ったが実は1頭が翅を広げていたのだ。
センチコガネがどうして翅を広げているのか不思議だったが、残念ながら息絶えていた。






イヌスギナの林から小さな流れを挟んだ木にもコガネムシの仲間がいた。
こちらはヒメコガネでキブシの葉を一生懸命食べているところだった。






葉を食べるといえばハムシの仲間たちがそうだ。






アトボシハムシは葉をしっかり食べたか、カップル成立で子孫を残せそうだ。






こちらの葉の上にいたのはイチモンジカメノコハムシとその幼虫らしい。
幼虫は背中に自分の糞をのせる。






葉から土の上に目を落とすと1cmぐらいの黒い虫がいた。
スナゴミムシダマシの仲間で、腐った葉とかキノコなどを食べるようだ。

自然環境保全センターにはさまざまな虫がいるようで、初めて見るものもまだまだ多い。

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蜂に見せかける

2017-07-23 05:27:35 | 日記



観音崎の海岸近くで(セグロ)アシナガバチが何かの幼虫を捕まえていた。
一部が緑で一部が茶色だ。






巣へ持ち帰ってハチの幼虫に与えるために、肉団子を一生懸命作っている。
途中で一部を落としたが、茶色の部分であったか?
しばらくすると飛んで行った。






林縁の木の葉の上に蜂のようなものが止まっていた。






ヨツスジトラカミキリだ。
黄色の模様はアシナガバチに擬態しているつもりなのだろう。






蜂にしては顔が可愛い。
当然、イモムシを捕まえるようなことはしない。成虫は花の蜜を食べるそうだ。




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浜の「なでしこ」

2017-07-22 05:54:10 | 日記



千葉がすぐそこに見える観音崎の海岸。
浦賀水道を大型小型たくさんの船が行き来している。






海岸には海岸特有の花たちが咲く。
ハマユウ、ハマヒルガオ、ハマゴウ、ハマボッスなどハマの冠詞がついたのも多い。






ハマナデシコ(ナデシコ科)
観音崎では今、ハマナデシコが見頃だ。






茎の先にいくつもの花がつく。
雄しべは10本で雌しべの花柱は2本で長い。
雄性期から雌性期へと移るようだ。






萼筒が長く花弁の根元をつつみ込んでいる。






他の植物たちに混じっていて、どれがハマナデシコの葉なのかはっきりしない。
一株だけ茎や葉の様子が分かりやすいのがあった。




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