横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

毒は、ありません

2019-05-26 06:03:57 | 日記



泉の森の「しらかしの池」のすぐ北側にたつミズキの木・・・うん?







葉がすっかり虫に食われているように見える。







10日ほど前、家の近所の道の上に多数の幼虫が見られ、一部は我が家の壁にもやって来た。
キアシドクガの終齢幼虫が蛹になる場所を求めて歩き回っていたのだろう。







これが泉の森で見たキアシドクガの蛹だ。







そして今、真っ白な成虫になったキアシドクガたちがミズキを探して木々の周りを飛び回っている。







飛び回っているのは撮りにくい。

キアシドクガの雌は初夏にミズキやエゴノキの幹に卵を産み付ける。
卵はそのまま越冬し翌年の春に孵化すると梢の方に上がって行き葉を食べて成長する。
泉の森のミズキは多数の幼虫にやられてしまったのだろう。

飛び回る成虫の数が今年は特に多いような気がする。







キアシドクガの名前は一番前の脚が黄色いということによる。
しかしドクガ科の仲間として分類されているので黄脚毒蛾だが、一生を通じて毒はないそうだ。







生まれて間がない成虫。これからミズキを求めて飛んでいこうと機が熟すのを待っている。







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家の芍薬

2019-05-25 06:24:28 | 日記



我が家のシャクヤクが咲いた。






4月3日に新芽が土から顔を出し初めていた。






それから20日たって、いくつも蕾が見られるようになった。
もうすぐ咲くのかなと思って待っていたが、そこからが長かった。






約1ヶ月たって、ようやく花が開き初めた。







これは5月22日の状況だ。一輪以外はまだ丸まっている。







何枚も何枚も花弁が重なって、シベがどうなっているのか全く見えない。

特に世話をしなくても毎年季節が来ると咲いてくれる上に数も増えて有り難い花だ。


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花や葉に来る虫たち

2019-05-24 06:38:19 | 日記



泉の森で。
いま花盛りのハルジオンにはさまざまな虫がやって来る。
たとえばコアオハナムグリもハルジオンが大好きだ。
一生懸命に花粉を食べる。







ホソヒラタアブも蜜を求めてやって来る。
しかしコアオハナムグリのように長居することはなく、花を移っていく。







シロツメクサには蜜蜂がやって来てクローバー蜂蜜が出来るようだが、
さまざまな蝶もやってくる。今回はチャバネセセリが来ていた。







カタバミではヤマトシジミを見ることが多い。
これは蜜狙いではなく、卵を産んで幼虫がカタバミの葉を食べて育つためだ。







葉を食べると言えばハムシたちだ。幼虫ばかりでなく成虫も葉を食べる。
このカミナリハムシの仲間らしいのは単に休んでいるだけで、食べるのは別の葉かもしれない。



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鳴子で踊る

2019-05-23 06:10:33 | 日記



先日の大雨で泉の森の菖蒲田のあたりは水浸しでアヤメもほとんど終りだそうだ。

その少し前に訪れたときに奥の林ではナルコユリが見られた。







3個以上の花が一緒にぶら下がって、たしかに鳴子を思わせる。







ナルコユリの茎の下のほうにチラチラと白いものが見えた。
草の間を探してみるとオドリコソウだった。
鳴子の音に合わせて「よさこい」でも踊っていたか。








しらかしの家の庭には少しピンクが入ったオドリコソウも咲いていた。







すでに果実になったものも見られる。
何かクシャクシャとしたものの奥に4分果がある。







奥の林のさらに奥へ行くとイチヤクソウの群生するところがある。
今は蕾を付けていて、そろそろ咲き始めるところだ。




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城山公園あたりの花

2019-05-22 06:32:28 | 日記



小田原駅西口を出ると北条早雲の銅像がある。
早雲の傍の牛たちの角には松明が結びつけられている。
早雲が千頭の牛の角に松明を付けて大森藤頼の小田原城を攻め立て奪取した故事による。
以降5代・95年にわたり小田原城を本拠として相模国を支配したが、
後に豊臣秀吉の攻撃により包囲され「石垣山一夜城」を見て開城することになった。







駅前から城山陸上競技場に向かって坂道をたどると、石垣ならぬ擁壁に花がたくさん咲いていた。
白とピンク色の花が混じっている。







ペラペラヨメナだ。戦後に発見された帰化植物だ。ペラペラギクなどとも呼ばれる。
ハルジオンやヒメジョオンに近い仲間だが、茎は細くて匍匐することが多い。







ペラペラヨメナの隙間を縫ってカエデが芽吹いていた。紅葉が美しい。







ペラペラヨメナを通り過ぎて土の斜面に来ると、あちこちでクサイチゴが赤い実をつけていた。
モミジイチゴに比べると結構大きな実だ。一つ摘まむとそこそこ甘い。







マルバウツギの白い花が満開だった。

陸上競技場を含む城山公園は季節が変わるとどんな自然が見られるのだろう。
いつか見に行きたいものだ。


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