
さて盗難されたママチャリですが、後輪のハブギアがもう寿命となっていました。あとはいつ壊れるかです。そう思っていたら、後輪タイヤももう寿命です。タイヤコードが見えて来ています。
ということで後輪全交換と言う事になりました。しかし新品で交換するとなんと新品が買えます。マジでこれは事実です。まあこれこそ流通マジックなのですが、ここはムニャムニャでして、なんとか安く出来ました。
ただそれだけでは済まされません。前ギアの損耗、チェーンの損耗も大きいです。そこでここの交換も来ました。前ギアはクランクが外れなくなっていたので、破壊交換になりました。グラインダーで削って弱くしてから叩いて外します。替えのクランクは持っているので、それと交換です。ただそれに付いているギアが42枚なので、後ろも20枚に変更します。

そんなこんなをやっていたら、夕暮れになりました。
12年以上乗って来た自転車ですが、最初に買った自転車屋さんがこういったワガママに付き合って来てくれています。そうでなければこんなお遊びは出来ない訳で、感謝です。
PS
通常のママチャリの前のギアは36枚歯です。後ろは14枚です。これを42にしただけでギア比が重くなります。そこで後ろも大きくするのですが、そうすると実は駆動効率が上がります。ほんの少しですが、ペダルを踏んだ感じが柔らかくなります。
なぜ前のギアが36で後ろが14になったのかと言えば、多分効率上の妥結点なのでしょう。あとママチャリの元のスタイルは、ロングスカートを履いて乗れる自転車だったと言うのがあります。そのためのチェーンガードがあります。チェーンを包み込むようなガードは、完璧にスカートとギアの巻き込みを防止します。
それではギアが大きいとチェーンガードも大きくなります。そうなると自転車がなぜか小さく見えます。ここは視覚的なものです。前輪後輪と前のギアで丸三つの構造ですから、前ギアが小さい方が大きく見えると言う効果もあります。チェーンガードは前ギアを大きく見せる効果があります。このバランスも。前のギアを小さくさせた理由なのかもしれません。
ママチャリは実はかなり奥深い乗り物です。