朝方雨が降ってそれからチョボチョボと降ったりやんだりを続け、夕方からじっとり降り続いた。気温は午後1時から10時まで9度台で寒くない程度だ。今日は7時から7時半観察した。早歩きでとにかく探した。
陸にカエルは20匹、うちつがいは3組だった。この子は昨年の生まれだろうか。若々しい。
だがどうもよく分からない組み合せがいるようだ。戻りカエルと出陣カエルが交差しているようなのだ。出陣した先で出会った彼女は、戻りカエルだった、そういった組み合わせだ。しがみついたはいいが池に向かわない。陸の3組のうち二組がそのようなカップルのようだ。
池には71匹、つがいは8組いた。終わりが近づいてきた。それにしても大きさのあまり変わらないカップルや、オスが極端に小さいカップルがいたりした。
数の問題なのは間違いがない。少ない分出会いも少なくなる。だからサイズの極端に違うカップルが成立するのだろう。
白いビニール紐は、たぶん誰かがザリガニ釣りをしようとした名残だろう。
出撃カエルと戻りカエルの交差は珍しいことではない。越冬地での環境が誤差を生んでいると考えられるからだ。そしてカエルは日中は陸に上がって隠れて、夜になると池に向かう。その間に交尾した場合は池に向かうものだ。そうして日にちをかけて誤差は修正されて行くと思うのだが、戻りカエルを出撃カエルとの組み合わせは、一週間程度発情期がずれたものだと考えている。
そうすると原因は3月24日の大雪だろうか。影響の少なかった個体は遅くなったと思うが28日に出現したが、積雪の影響の大きかった個体は大きくずれ込んだのかもしれない。可能性としてはあの雪が一番考えられる。
金の野に立つカエルです。普通はこの藪の下をゴソゴソと動き回っているのですが、なぜか上にいます。
ビオドープでは8匹、つがいは一組でした。
ああそうだ、昨年は2周して平均値だったのですが、今年は陸の数字を出したくて一周しかしていません。時間が足りないというのが現実です。
真面目に数字を出すためには、組織的な観察が必要ですね。池を回っている間にカエルが移動したら多くカウントすることになりますから。ただ今日は誤差が大きいかもしれない。雨の中の観察でカメラもあるので傘をさしてだったんですね。そうするとどうしても左手が不自由になるわけで、見落としがあったはずです。
とはいえ学術論文ではないので、大雑把でいいのです。
仕事は忙しくなって今日は本当にどうしようかと悩みましたが、ガマ合戦と同じで一旦始めたら休めません。写真だけで遊んでいた2012年が懐かしいです。特に数字を出す作業を始めると休めません。
これなんですが、間違いなくメスが嫌がっていますね。池と逆の方向に向かっています。まあこのままで一夜を過ごして明日の夜に池に入ればいいのですが特に特徴のあるカップルでもなく、発見できるかどうか。
今年のガマ合戦は長引きそうだ。