どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

NTTからの請求書・いいかげんにしろ!

2012-06-26 03:14:19 | インポート
申し訳ありませんが、結論とまとめてしまいました。
前後編だったつもりなのですが、インパクトのあるタイトルのせいかこちらばかり読まれているようです。
「いいかげんにしろ」はリンクで読めます。ステマ等ではありません。

この理由ですが、どうも当記事がイマイチなはずなのに、なぜかヒットしていることにちょっと悩んでいたのです。
当ブログではそこは狙っていないものです。私が言いたい放題、無知だろうが何だろうが、とはいえ小心者なので調べたりもしますが、そういった事になっています。

前編・後編をまとめる事で、もう少し解りやすくなるのかと思います。


やれば出来る岩手県・環境放射能水準調査

2012-06-22 02:26:31 | インポート
さてこのところ放射能話題が多いが、今回はちょっと心温まる話し。
文科省の環境放射能水準調査を岩手県では受けて調査をしている。しかし発表がムチャクチャ遅い。規定では例えば4月中に貯めた降下物を5月に測定し、6月上旬までには発表しなければ行けない。それが守られていないのなんのって、このブログでもギャーギャーわめいていた。なんで遅いのかと聞いた所、降下物に含まれる雨や雪を取り除くのに時間がかかるからと言われた。確かにそうだろう、鍋で煮て乾かすわけにはいかないからだ。しかしだ、いくら何でもそれで一ヶ月かかるとは思えない。それに降下物の測定だから揮発性の物質は考慮にはいっていないハズだ。煮るとまでは行かないが、取り除く方法はあるだろう。
さて6月19日発表で5月の環境放射能水準調査速報6月21日にネットに出た。これはすばらしい。前回の4月速報が6月6日発表でネットにアップしたのが12日だろうか、その前の3月はネットにアップするのが遅すぎるとしか言いようの無い5月下旬だった。これが大幅に短縮している。やれば出来る岩手県。
さて今回の結果だが5月には放射能セシウムが合計4.26Bq/㎡、セシウム134で1.81Bq/㎡、セシウム137で2.45Bq/㎡降った。134と137の比率から新たに発生したものでは無さそう。あとガレキから出た放射能ではない。あったとしても降下物に影響する量かどうか怪しい。
さて盛岡でも11月と3月4月は降下物中のセシウム濃度が高かった訳だが、この時期は乾燥して風が強い。やはり風で土ぼこりが舞い上がって降下物に含まれていると思われる。
ここからは土ぼこりだと断定して考える。土ぼこりだと粒径が大きいので今売られている通常のマスクで十分となるだろう。その上で乾燥注意報が出ている季節はマスクで外出すれば安全性が大きくなるだろう。その上マスクで風邪にかかる事も少なくなる。その季節はなんと3月4月11月だ。もしも放射能が怖いのなら、盛岡ではこの辺りを気をつけていれば大丈夫だろう。乾燥注意報が出やすい季節と状況で判断すると、もっと快適にすごせられると思う。雨が降った次の日とか、だ。
本当は来年度までのデーターがそろわないと言えない事なのだが、昨年のデーターを見て大体そうかなと考えている。
この5月のレベルだが、60年代の空中核実験が盛んだった頃のレベルだと思って欲しい。実際の所食品の放射能レベルとか全く無頓着な時代であった。それでもこの年代生まれの発ガン率が突出して高いとかは聞かない。もちろん現在よりも科学と医学と統計が進んでいなかったから取りこぼしているダケなのかもしれない。


雑感・原発問題

2012-06-21 02:42:15 | インポート
大飯原発が再稼働する。これに対する批判は多い。実際1万人オーバーのデモが東京で起きたようだが、国内報道がほとんどなくてこれはこれで問題になっている。日本の報道体制もおかしいが、彼らが躊躇する意味がよくわかる。
最大の問題点は、究極の相対化が起きたと言う事だ。1かゼロばっかり報道していた日本の報道では扱えない素材だ。
実は放射能問題は確率が高いかどうかと言う側面がある。つまり放射能物質が多い所でも長生きできる可能性がある。しかしそれが誰でもなると言う訳ではない。その中では誰もが絶対を求める。
絶対安心。
これこそが最も怪しいものだと言うのが、私の考えだ。
なぜ報道はそれを判断できないのか、これは新聞社が行政ベッタリだとかイロイロある。責任問題もある。なのでしゃべれない事が起きる。
社会はグレーゾーンで出来ている。報道と言うのはそういった状況でのものだ。しかしそうなってはいない。間違っては行けないからだ。
間違っては行けない、これは大きい。報道は確かにそうだが、よくよく考えると人にミスがあるかどうかということかもしれない。現場の記者の取材にミスがあるかもしれない。だからデスクは勝手に原稿をいじる。それが嫌なので記者は絶対安全なソースしか使わなくなる。結果重要な情報の取りこぼしが起きたり、政局報道みたいに過去の事例になぞらえた型ものしか流さなくなる。
なおチェルノブイリだが、これを未だ持って個人のミスと信じている人がいるがこれは間違いだ。国家的なミスだ。ミスをした若者は、国家からの実験手順書通りに作業していただけだ。
私は人は間違う可能性がある限り、システムでフォローしつつも絶対安全だけはないと、覚悟して望むのが正しいと思う。単純な絶対安全ばかり求めていたから報道も原発も腐って行ったのだ。

現時点では原発行政の中にそういった方向性が生まれつつあると思う。過去のあの超不透明な原子力行政より透明性は上がっている。それでもまだまだに感じるのは私だけではないだろう。
なぜそうなるのかと言えば、政治が悪いととか官僚が悪いとか原子力ムラがとなるのだが、少し違う。まず日本の政治と官僚は調整能力しか持っていない。特に官僚は根本的に政治的な判断は出来ない。そして原子力の最大の受益者は電力会社なのだ。こことの調整が全くうまくいっていないからダラダラと遅れているだけだと思う。例えば建設後40年の原子炉を廃炉にすると言う方針は誠に正しい。しかし電力会社の使った大規模な修繕でのびているハズの減価償却年限には合わない。当然電力会社は法人税の優遇処置や減価償却の前倒しに伴う電力料金の値上げまでいうだろう。しかし政府としてそれは出来ない。


話しはおなじラインで大幅にずれるが、自分のお客さんってだれだろうという悩みが起きている。あなたのお客様ははダレ。この質問から個別な人の顔を思い出す事は出来るが全体でどのような趣味で指向を持ち、何を好んでいるのか、実は知らないと言う事を突きつけられました。特に本当はどうかとなれば。余りにも相対的すぎて解りません。
個人的な仕事でもそうなのですから、国家や国家を支える電力会社は解らないでしょう。それでも彼らが解っていなければ行けない事がある。みんな安くて使い勝手のいい電気は欲しい。しかし原発からの電気は不安で嫌だという事だ。
しかし再生エネルギーで太陽電池の買い取り価格が42円と一旦試算された結果、電気料金の値上げは今現在より更に必至になった。この時点で話しは終わっている。原発に関しては、これはいっちゃあなんだが、イマサラながらの活断層問題が浮上している。これは本当イマサラ。これを今書く新聞は、自分たちは学級新聞です、と言っているようなもの。
この状況での大飯原発の稼働は(あえて再稼働と言っていない)、私にとってはなかなかに味わい深いものだ。
昔IT化が進むとペーパーレスの時代が来ると言われたが、逆であった。特にこのところ情報が多すぎるのでそんなに紙は減らせられない。これは特に日本人がモニターに写っているものは幻影であり実態である紙でないとダメ、みたいな所がある。実態でないものは理解しない。
電気は確かに触るとビリビリ来るが、それはイヤな経験だ。2度とは同じ事をしないだろう。だがインターネット接続だったらどうか?アンケート調査で停電で最も困るのがインターネット接続なのだ。これがいかに電気喰いかは誰もが知っている事だ。
さてそういった快楽とビジネスは制限していい。そうも考えている。だが電気が無いと生活が難しい人もいる。例えば障害者はそうだ。実際東京都での輪番停電や極端な節電で視覚障害者が不便な思いをした。
いろいろあるがはしょって、徹底的な節電で脱原発を出来ると言う考えは、実は健常人の考えだ。

さて原発の稼働問題だが、これから10年はダマシダマシ運用するしか無い。確かに活断層が近い所にあったり津波に弱いものもあるだろう。ただ確率的にどの程度あるのかは予想できないが、対策は出来る。徹底したマニュアル作成とその作業徹底も可能だ。
これらを徹底的に開示する事が大切だ。

最後にスカシ屁をかましておこう。我々は簡単にギリシャを批判する。しかし原発問題に関しては全く同じだ。

PS
日本の原発の特徴なのだが、運用でのコンピューターの関与が低い。これは福島第一のコントロールルームの写真で十分だろう。モニターだらけのJAXAとは全く違う。実はコンピューターを使った原子炉は世界各国にあるが、日本はこれを選択していない。
この理由はよくわからないが、伝統的なオペレーションがあるからそうなっていると言うのが大きいだろう。ただ現在ではコンピューターによる自動制御をハッキングされたケースが起きている。代表例がイラクの各濃縮施設だ。
実は日本の原子炉制御でコンピューターを最小限にしている意味は大きい。いや、とても大きいと思う。
人間を鍛えてコンピューター依存を減らした方が、今後のグローバル化には安全では正しい。だがヒューマンエラーをなくすようコンピューターで徹底制御させた方がいい。この矛盾がある。
結局原子力みたいなエネルギーは、平和を持続させないと難しいと言う話しになる。
いつ動くかよくわからない活断層には対応が可能かもしれないが、それには大地の平和が必要だとなる。
最も大切な事だ。


山に行ってみた

2012-06-19 00:00:08 | インポート
仕事でどっかの山に行ってきました。


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オーという声が出る林です。



2


実はこの山にはいるのは8年ぶりくらいだろうか。



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ということで花とかイロイロありそうなのですが、今はシダ類が面白い。


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胞子葉です。



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この辺りには4種類くらいのシダがあるようです。



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シダの仲間は本当に良く解りません。



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でもなにかかっこいいのは、氷河期を生き抜いて来たものなのでしょうか。



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かたちもイロイロ。


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コシアブラの木を見つけました。


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山は落ち着きます。



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四葉を見つけました。



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セミが鳴く山でした。


盛岡での被災地ガレキ処理とセシウム

2012-06-18 03:27:21 | インポート
(独)国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センターがガレキ焼却に伴うセシウム飛散があるかどうかを調べている。ただこれは、放射能を含む焼却炉からの灰をどう処分するのかを検討するために多角的に研究した結果だ。
私としては経産省の下部団体ではないので、一定の保証はあると思う。
http://www.nies.go.jp/shinsai/techrepo_r2_120326.pdf

こういった報告書はくどいのだが、よく読めばいろいろとても参考になる。
まずは盛岡のクリーンセンターでの公開されている値を見たい。



Photo


盛岡市クリーンセンターが受け入れているガレキの量を示す。
実は11年の11月から12年の1月までは岩泉町小本地区からのがれきで、搬入された日は3日間、14,48tしかない。これ以降は受けていないようだ。2月以降宮古・山田地区から受け入れがはじまる。2月は延べ日数16日で161t受け入れている。3月は延べ日数51日で600,8t受け入れている。
さてこのガレキの空間放射線量は公開されている。結論だがガレキの5センチ測定した値と、1メーターの値は変わらない。誤差の範囲だ。むしろ低い。
http://www.city.morioka.iwate.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/014/136/housyasennryouritu5gatu.pdf



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さてそれでは盛岡のクリーンセンターで、主灰と飛灰の放射性セシウム濃度のデーターがある。これをグラフ化した。11月に25日と27日のデーターがあるが、これは岩泉の小本地区から受けたガレキ焼却灰を検査した結果だ。
あまり変わらないというのが結論だ。
このデーターだが1年でどう判断できるかというのもある。解るのは大体町中での植木の剪定とか落ち葉の回収をクリーンセンターに持ち込んでいるという事になりそうだ。実際ウチの近所でも庭からのゴミは、同じ動きをしている。
話しをもとに戻すが、(独)国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センターの発表とこのデーターは一致する。クリーンセンターの施設との関連も説明できている。
一番大きいのは、主灰でケイ素と反応してセラミック化して環境中に出にくくなる事。飛灰では吸着なので水に出やすいことだろう。
なお盛岡のクリーンセンターだが、ダイオキシン騒動の最中、どう考えても不明瞭な用地買収があって反対運動が起きたのに、これまた明確に市が叩き潰したと言う経緯があって、発生したダイオキシンの公表とかが義務づけられています。シカーシそれでダイオキシンが検出されてしまった!と言う事故が過去にあります。そういった施設なので、ここからのデーターは実は信用できます。
この焼却炉ですが、やはりどう運用するのかが問題なようです。今回はセシウムで話題になっていますが、温度のコントロールと設備の最適化、そして燃やすゴミの最適化が重要なようです。



追記
クリーンセンターで、定期的に放射能測定をしてもらいたいものだと思います。ちょっと間が空きすぎているデータは疑念を抱かせるものです。
ただ現実的に測定の問題が出始めていると感じています。測定しなければ行けないものが増えすぎて、測定する職員がつかれきっている可能性が無い訳ではないように思えます。例えば文科省からの依頼の水準調査の発表も、どうも余裕が無くなっているように思えます。
これは100Bqの基準から言われて来た事なのですが、まったく改善していないようです。