医療と介護連携の推進に関する有識者ヒアリングにTV会議で参加した。
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日時:平成30年1月10日 14:00~16:20
場所:㈱野村総合研究所(大手町フィナンシャルシティグランキューブ29F会議室)
次第
1、開会のあいさつ(総務省)
2、有識者ヒアリング構成員紹介(事務局および各構成員)
3、本事業の内容および有識者ヒアリングについて(事務局)
4、在宅医療・介護情報連携基盤の実証事業の紹介(事務局)
5、医療・介護連携に関わる標準化動向(光城構成員)
6、医療・介護情報連携の事例収集および詳細調査の進め方(事務局)
7、医療・介護連携の課題について(自由討議)
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2、
構成員
(医療・訪問看護) 3名(訪問看護師、医師、薬剤師)
(介護) 2名 (介護福祉士、介護支援専門員)
(自治体)1名 (福岡市 保健福祉局制作推進部)
(業界団体)1名 (JHIS 地域医療システム委員会 医療介護連携WGリーダー)
(民間事業所)3名
オブザーバー:厚労省 老健局
3、
総務省は、「医療・介護連携の推進に関する調査研究」を実施する。。
実施内容としては、
1、医療・介護連携に関連する制度の整理
2、事例収集及びユースケースの整理
3、実施状況詳細調査
4、諸外国における実施状況の調査
5、今後の普及促進に向けた検討
となるが、5の今後の普及に向けた取組方策の立案に当たって、有識者ヒアリング(3回を予定)を行う。
4、
過去の在宅医療・介護情報連携基盤の実証事業の紹介
1)事業の背景・目的
具体的な事例、カナミック、富士通往診先生
システムが違うと連携できないとう課題を連携基盤を構築することで、別システムでも情報連携可能とする
2)実施概要
4地域での実運用を通じた実証実験
3)実施体制の遷移
4)基盤の概要
5)実証の詳細
2013年
シナリオで実証実験実施
ペーパーレス化、セキュリティ、ケアの質、信頼性の向上が有用
一方、参照時の個人認証の適用範囲の方針が課題
2014年:
柏市、石巻市、京都市、徳島市での実証実験
データ共有情報項目案及びデータ交換規約案を検討
2015年
ニーズの確認、運営主体の検討
運営主体:国・独立行政法人、地方公共団体、NPO,公益法人、協議体、その他
6、
・アンケート調査
医療・介護連携システムを有する団体を網羅的に整理し、送付リストを作成(全部で300程度となる見込み)
アンケートの質問項目
ネットワークの概要、システムの概要、運用の実態、自治体の関与、技術
・ヒアリング(5地域・1企業)
地方型 (鶴岡市、長岡市、八戸市)
都市部 (名古屋市、柏市)
その他 (メディカルケアステーション)
7、
自由討議
医療と介護との情報共有、連携の目的の何か、どんな効果を期待しているのか
精神障害、身体障害者などは、情報連携の中で取り残されている、
連携の効果として、入院数の減少、コスト削減など、より高いレベルでの効果を検証できないのか
うまくいかなった事例が大事 (例えば、北区では、カナミックが使えなかった)
地域のなかで役割分担、チームづくりは、自然とできている
病態やチーム構成によって、共有する情報は異なる、
医師会、行政との付き合いは、課題
福岡市、実際に使われたのは、10ケース程度
ケアマネの率直な意見として
パスワードの入力が面倒
二重入力が手間
情報がないので、メリットを感じない
ケアマネ、一般的にITスキルが低い、使わない、→啓発が必要
三原からのコメント
Net4Uは成功事例、その要因として、
医師会主導(経済的また人材的支援を含む)
緩和ケア普及のためのプロジェクト
連携パス推進協議会
在宅医療連携拠点事業
Net4Uのルールはシンプル!必要なとき、必要な情報を提供する
在宅医療でのキーパーソンは訪問看護師
ケアマネは、訪看の記載から多くの情報を得ている
ケアマネの感想として、医師との垣根が下がったという意見が多い
課題は、医師の参加率、理解向上