鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

No.384 (信州脳卒中連携パス協議会)

2014-09-08 11:14:24 | 日記


先週末(9月6日)、長野県上田市の鹿教湯(かけゆ)三才山リハビリテーションセンターで開催された「信州脳卒中連携パス協議会総会」で講演してきました。

長野県上田~小諸~佐久地域では、5年ほど前から「信州脳卒中連携パス協議会」を立ち上げ、脳卒中の病診パスを運用しているようです。また、昨年度からはクラウド方式のITパスの運用を開始したとのことですが、データ解析には至っておらず、また、多くの課題が山積しているとのことです。ついては、当地区の脳卒中ITパスを参考にしたいとのことで講演依頼を受けました。

講演では、当地区の地理的背景、鶴岡地区医師会の紹介、南庄内地域連パス運営協議会の沿革、ITパスのしくみ、Net4U、鶴岡地区の脳卒中地域連携パスの特徴(TAP分類、病病パス、病診パス)、運用の現状、データマイニング委員会、データ解析などについて、1時間ほど話をしました。会場には地域の関係者100名以上に参加頂き、熱心に聴いて頂きました。講演後の質疑では、信州大学の医師から「鶴岡のパスのことは良く知っている。鶴岡の成功の要因は、中核病院がひとつであることと、医師会が主導していることにあると思っている。パスデータが臨床研究に応用できることを示したことは、とても素晴らしいことだ。」というコメントも頂きました。

鶴岡の地域連携パスの活動は、内容の質の高さ、活発さ、ITの充実度などで、他地域からは羨望の的なので、講演していてもとても誇らしく感じます。これも地域の皆さんの情熱と高い志によるものだといつも思っているところです。ま、私は、単なるオブザーバーで、広報係に過ぎませんが・・。

それにしても会場は、上田市とはいえ、いながらにして森林浴ができ、脇目もふらずリハビリに専念できると院長が自負する(笑)緑豊かな山のなか、鹿教湯(かけゆ)温泉にほどちかいリハビリテーション病院の体育館でしたo(^o^)o。講演後は鹿教湯温泉で一泊。温泉と松茸などの山菜料理、そして信州の美味しいお酒を堪能し、翌日は、軽井沢で爽やかな秋空の元、妻とゴルフを楽しみました。
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