本年度6回目となる庄内地域連携パス推進協議会全体会では、11月25-26日に金沢で予定されている第17回日本クリニカルパス学会学術集会の予演会を行いました。
今回は、ポスター5題、口演3題、シンポジウム1題、パネルディスカッション1題を報告します。
■ポスター
〇誤嚥性肺炎に対する口腔ケアの効果と課題
湯田川温泉リハ病院 成澤 真理
○脊椎圧迫骨折保存パス患者の現状分析
荘内病院 菅原 早苗
○庄内南部地域急性期心筋梗塞パス3年の運用経験
荘内病院 渡部 美穂
○連携パス回復期病院における認知機能改善はADLを改善する
協立リハ病院 茂木 紹良
○大腿骨近位部骨折患者の退院時歩行能力を予測する因子について
湯田川温泉リハ病院 菅原 崇広
■口演
○大腿骨近位部骨折術後2週目のADL動作と在院日数の関係
荘内病院 森 和浩
○救急隊員が指導する超急性期脳卒中パス
荘内病院 遠藤 広和
○疾病管理をめざした脳卒中地域連携ITパスにおける再発因子分析
荘内病院 丸谷 宏
■シンポジウム どうする?どうなる?地域連携パス
〇さて、どうしよう? ~庄内南部地域連携パス推進協議会の活動~
鶴岡地区医師会 遠藤貴恵
■パネルディスカッション ~それぞれの専門職の立場からパスにどのようにかかわっているか~
〇精神科スーパー救急病棟チームがクリニカルパスに関わったら
こころの医療センター 三原 美雪
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連携連携パス推進協議会 全体会
日時:平成28年11月8日 19:00~
場所:荘内病院講堂
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1、運営委員会報告
全体会を年4回程度、個別パス委員会を増やす
2、第17回日本クリニカルパス学会学術集会 予演会
〇誤嚥性肺炎に対する口腔ケアの効果と課題
湯田川温泉リハ病院 成澤 真理
脳卒中パスで入院となった患者209名を口腔ケア実施群(90)と未実施群(119)に分け、
年齢、性別、JCS、mRS、肺炎の既往、入院時の肺炎の発症、口腔の状況、ST介入の有無、嚥下障害の有無、入院時BI、FIMなどを比較検討した
結果:両群での誤嚥性肺炎発症率(10%程度)に差はなかったものの
口腔ケア実施群はBI、FIMが有意に低く、それなりの効果の可能性が示唆された
○脊椎圧迫骨折保存パス患者の現状分析
荘内病院 菅原 早苗
欠席
○庄内南部地域急性期心筋梗塞パス3年の運用経験
荘内病院 渡部 美穂
・パス導入前42例、パス導入後59例につき、年齢、性、基礎疾患、喫煙の有無、入院期間、血圧、BMI、HDLC、LDL、TG、再狭窄の有無などを比較検討し
結果:両群間に有意差は認められなかったが、血圧、BMI、HDLは、改善する傾向にあった。
・退院後病院通院群とかかりつけ医通院群とで、血圧、BMI、HDL、LDL、TG、再狭窄の有無を検討した
結果:かかりつけ医通院で再狭窄率が高い傾向がみられた
○連携パス回復期病院における認知機能改善はADLを改善する
協立リハ病院 茂木 紹良
対象患者:大腿骨骨折パス患者811例
術後4週および退院時MMSEの推移で認知機能改善群(2点以上改善):39%、認知機能不変群:47%、認知機能悪化群(2点以上悪化):14%に分類
結果:退院時BIの改善・悪化は、術後4週から退院時の認知機能改善と悪化に有意な相関を認めた。
○大腿骨近位部骨折患者の退院時歩行能力を予測する因子について
湯田川温泉リハ病院 菅原 崇広
対象患者:大腿骨パスで急性期病院から入院の128名
退院時の自立群(FIM6点以上)と非自立群(FIM5点以下)で比較
結果:入院時の更衣(下半身)、排尿コントロール、受傷前の認知症自立度、年齢の4項目が、退院時の歩行能力を予測する有意な因子であった
○大腿骨近位部骨折術後2週目のADL動作と在院日数の関係
荘内病院 森 和浩
対象:大腿骨骨折パスに登録し自宅退院した136名(男14、女122)
術後2週目のBI(トイレ動作、更衣、移動、合計点数)と在院日数の関係を調査
BI75点以上の自立群での平均在院日数:トイレ動作61.6日、更衣55.8日、移動48.4日、
術後2週目のBI合計点数と在院日数:全介助群(0-40点)100.2日、一部介助群(45-70点)90.2日、自立群(75-100点)51日。
結果:術後2週目のBIは、在院日数と相関する。
○救急隊員が指導する超急性期脳卒中パス
荘内病院 遠藤 広和
荘内病院における血栓溶解療法パスの紹介
実施率:21.4% 72/337 全国的にみても極めて高い実施率
○疾病管理をめざした脳卒中地域連携ITパスにおける再発因子分析
荘内病院 丸谷 宏
生活期パスデータを分析、
再発因子として、血圧、糖尿病、心房細動が相関していた。
今回は、ポスター5題、口演3題、シンポジウム1題、パネルディスカッション1題を報告します。
■ポスター
〇誤嚥性肺炎に対する口腔ケアの効果と課題
湯田川温泉リハ病院 成澤 真理
○脊椎圧迫骨折保存パス患者の現状分析
荘内病院 菅原 早苗
○庄内南部地域急性期心筋梗塞パス3年の運用経験
荘内病院 渡部 美穂
○連携パス回復期病院における認知機能改善はADLを改善する
協立リハ病院 茂木 紹良
○大腿骨近位部骨折患者の退院時歩行能力を予測する因子について
湯田川温泉リハ病院 菅原 崇広
■口演
○大腿骨近位部骨折術後2週目のADL動作と在院日数の関係
荘内病院 森 和浩
○救急隊員が指導する超急性期脳卒中パス
荘内病院 遠藤 広和
○疾病管理をめざした脳卒中地域連携ITパスにおける再発因子分析
荘内病院 丸谷 宏
■シンポジウム どうする?どうなる?地域連携パス
〇さて、どうしよう? ~庄内南部地域連携パス推進協議会の活動~
鶴岡地区医師会 遠藤貴恵
■パネルディスカッション ~それぞれの専門職の立場からパスにどのようにかかわっているか~
〇精神科スーパー救急病棟チームがクリニカルパスに関わったら
こころの医療センター 三原 美雪
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連携連携パス推進協議会 全体会
日時:平成28年11月8日 19:00~
場所:荘内病院講堂
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1、運営委員会報告
全体会を年4回程度、個別パス委員会を増やす
2、第17回日本クリニカルパス学会学術集会 予演会
〇誤嚥性肺炎に対する口腔ケアの効果と課題
湯田川温泉リハ病院 成澤 真理
脳卒中パスで入院となった患者209名を口腔ケア実施群(90)と未実施群(119)に分け、
年齢、性別、JCS、mRS、肺炎の既往、入院時の肺炎の発症、口腔の状況、ST介入の有無、嚥下障害の有無、入院時BI、FIMなどを比較検討した
結果:両群での誤嚥性肺炎発症率(10%程度)に差はなかったものの
口腔ケア実施群はBI、FIMが有意に低く、それなりの効果の可能性が示唆された
○脊椎圧迫骨折保存パス患者の現状分析
荘内病院 菅原 早苗
欠席
○庄内南部地域急性期心筋梗塞パス3年の運用経験
荘内病院 渡部 美穂
・パス導入前42例、パス導入後59例につき、年齢、性、基礎疾患、喫煙の有無、入院期間、血圧、BMI、HDLC、LDL、TG、再狭窄の有無などを比較検討し
結果:両群間に有意差は認められなかったが、血圧、BMI、HDLは、改善する傾向にあった。
・退院後病院通院群とかかりつけ医通院群とで、血圧、BMI、HDL、LDL、TG、再狭窄の有無を検討した
結果:かかりつけ医通院で再狭窄率が高い傾向がみられた
○連携パス回復期病院における認知機能改善はADLを改善する
協立リハ病院 茂木 紹良
対象患者:大腿骨骨折パス患者811例
術後4週および退院時MMSEの推移で認知機能改善群(2点以上改善):39%、認知機能不変群:47%、認知機能悪化群(2点以上悪化):14%に分類
結果:退院時BIの改善・悪化は、術後4週から退院時の認知機能改善と悪化に有意な相関を認めた。
○大腿骨近位部骨折患者の退院時歩行能力を予測する因子について
湯田川温泉リハ病院 菅原 崇広
対象患者:大腿骨パスで急性期病院から入院の128名
退院時の自立群(FIM6点以上)と非自立群(FIM5点以下)で比較
結果:入院時の更衣(下半身)、排尿コントロール、受傷前の認知症自立度、年齢の4項目が、退院時の歩行能力を予測する有意な因子であった
○大腿骨近位部骨折術後2週目のADL動作と在院日数の関係
荘内病院 森 和浩
対象:大腿骨骨折パスに登録し自宅退院した136名(男14、女122)
術後2週目のBI(トイレ動作、更衣、移動、合計点数)と在院日数の関係を調査
BI75点以上の自立群での平均在院日数:トイレ動作61.6日、更衣55.8日、移動48.4日、
術後2週目のBI合計点数と在院日数:全介助群(0-40点)100.2日、一部介助群(45-70点)90.2日、自立群(75-100点)51日。
結果:術後2週目のBIは、在院日数と相関する。
○救急隊員が指導する超急性期脳卒中パス
荘内病院 遠藤 広和
荘内病院における血栓溶解療法パスの紹介
実施率:21.4% 72/337 全国的にみても極めて高い実施率
○疾病管理をめざした脳卒中地域連携ITパスにおける再発因子分析
荘内病院 丸谷 宏
生活期パスデータを分析、
再発因子として、血圧、糖尿病、心房細動が相関していた。