鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

No.22 (三井先生受章祝賀会)

2013-06-10 11:59:37 | 日記
寒い日が続いていおり、春が待ち遠しいこの頃です。
最近、少し忙しく、医師会長だよりが遅れ気味でで恐縮です。

19日に、三井先生の厚生労働大臣賞の授賞記念祝賀会が行われました。
たくさんの会員の皆様にご出席いただき、ありがとうございました。

挨拶、祝辞の後、三井先生からは、「ラッキーな人生」との控えめなタイトルで、
先生のこれまでの歩みをスライドを用い、軽妙な語りで紹介して頂きました。

また、乾杯のあとには、鈴木伸男先生のお嬢様のダイナミックな歌と踊りを楽し
み、その後は和やかな時間を過ごさせていただきました。出席いただいた皆さま、
ありがとうございました。

私からの祝辞を載せておきます。

祝 辞

三井盾夫先生、この度の産科医療功労者厚生労働大臣表彰、誠におめでとうござ
います。

このたびの受章は、先生のスケールの大きさと、人情味溢れるお人柄にふさわし
い、重みのある立派な賞であり、当地域にとりましても、またわれわれ医師会に
とりましてもこの上ない誇りとするところであります。また、長年にわたる先生
の産婦人科医としての地域への貢献に心から敬意を表するものです。

さて、今回の表彰は、長年にわたり地域でのお産を支え、産科医療の推進に貢献
してきた個人や団体、医療機関を対象に、とくに功績の顕著な人に贈られるもの
です。本年度は、各都道府県から41の個人と1団体、2つの医療機関が表彰を受
けました。先生は山形県の代表として表彰されたということでもあります。先生
は平成23年にも救急医療の関係で山形県知事表彰を受章されていますので、重
ねてのお喜びでもあります。

先生のご功績については、すでに皆様ご承知のとおりでありますが、私からは、
改めて、先生のご功績について、一部に過ぎませんが、ご披露し、祝辞に代えさ
せて頂きたいと思います。

三井先生は、三井病院の創設者・三井徹先生のご長男としてお生まれになり、新
潟大学医学部を卒業し、新潟病院産婦人科勤務を経て故郷鶴岡へ戻り、1970年か
ら三井病院副院長、85年に院長に就任されておられます。95年には、産婦人科に
加えて小児科を併設し、2001年には、鶴岡本町一丁目から現在地へ病院を移転し
たことは皆さん周知のことと思います。

三井病院は、当地域に数少ない産婦人科と小児科を併せ持つ由緒ある病院ですが、
数多くの先進的な機能を充実しつつ、発展してきました。例えば、ノンストレス
テスト、新生児の臍帯血ガス分析、乳幼児突然死症候群の予防センサー、新生児
聴覚スクリーニング検査などですが、これら最新の検査法をいち早く採用するこ
とで、より安全なお産、新生児の救命救急、聴覚障害児の早期発見などに率先し
て取り組んでこられました。

また、妊婦さんと産後の母子のためのエアロビクスやヨガ、またアロマテラピー
の導入なども、先生ならではフレキシブルな感覚によるものと思われます。この
ようなたゆまぬチャレンジ精神こそが、今回の授章の基盤にあったのではないか
と思っているところです。

一方で、先生は、社会活動や国際交流などを通して、地域の発展、街づくりにも
貢献されてきました。例えば、本町一丁目の跡地に高齢者用の住まいである「ク
オレハウス」の開設や、郷土料理店「蔵屋敷」のオープンなどは、街の空洞化を
憂いた、先生なりの街づくりの発想からきたものと思われます。このような先生
の手腕は、地域でも高い評価を得ているところです。

このように先生のご功績は枚挙にいとまがなく、短時間ではとうてい言い尽くせ
ませんが、先生におかれましては、今後ともお体にご留意され、ますますお元気
で、ご家族ともども、ますますのご活躍を祈念申し上げ、簡単ですが、私からの
祝辞とさせていただきます。
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