先日のことですが、昨年設計した(財)膳所焼美術館-新世庵のお施主さん[膳所焼美術館の理事長さんです。]のところにお伺いする機会があったので、その際に新世庵[お茶会をする建物です。]にも久しぶりに立ち寄ってきました・・・。
昨年完成したのは10月だったので、夏季に訪れるのは先日が初めてでした。ふすまが夏季用の葦簀(よしず)の建具に替えられてあったり、広縁側には葦すだれが掛けてあったりして、すっかり夏支度になっていました・・。(画像がそれです・・。)
話が変わりますが、私がいつも税務をお願いしている会計事務所の月刊だよりに「蚊に刺されるとなぜかゆい?」という面白いコラムが掲載されていたので紹介します。
蚊は皮膚を刺した後、血を吸う前に唾液を注入します。唾液には血液を固まらなくする物質が含まれていて、スムーズに血が吸えるようになっているわけです。この唾液がかゆみの原因で、唾液が入るとアレルギー反応を起こしてヒスタミンが放出され、かゆみを感じるのだそうです・・。
蚊は血を吸い終わると、かゆみの元の唾液も吸い戻すため、刺されているところを見つけても途中で殺さず、血を吸い終わるまでじっくりと待ったほうがかゆみが軽くてすむようです。また、かゆいからといって掻くとその刺激でヒスタミンが余計に放出され、かゆみが増します。すぐに流水や氷でしっかり冷やせば、かゆみはかなり治るようです・・。
蚊は気温が26~31度ぐらいのときに最も活発になりますが、最近では地球温暖化の影響か、10月ごろまで活動しているそうです・・。
ちなみに、今日は午後からお施主さんとの打合せがあったのですが、計画地で建物の位置などについて立ち話をしているときに、さっそく蚊に2回刺されました。(ヒスタミンが放出されたから、かゆかったわけですね・・・。)