滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

夾竹桃(キョウチクトウ)

2008年07月26日 | 季節の花
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私の散歩コースである皇子が丘公園で夾竹桃(キョウチクトウ)の花が咲いています・・・。キョウチクトウは、葉がタケに似ている事と花がモモに似ている事からこの名前がついたそうです。

花はおよそ6月から残暑の頃である9月ぐらいまで開花します。花の色は、ピンク、黄色、白など多くの園芸品種があり、ピンクに八重が多く、白花には一重しかないようです・・。乾燥や大気汚染に強いため街路樹などに利用されたり、公園などでもよく目にします。日本へはインドより中国を経て江戸時代中期に伝来したと言われています。

キョウチクトウは、優れた園芸植物ではありますが毒性が強く、取り扱いには注意が必要です・・。地方によっては毒があるので、屋敷内に植える事が嫌われているところもあるようです。
中毒症状としては、疝痛、下痢、頻脈、運動失調、食欲不振などがあります。ヒトの場合、致死量は0.30mg/kgで青酸カリよりも強力な猛毒です。花、葉、枝、根、果実すべての部分に毒性があり、燃やした煙にも毒性があるそうです。但し、腐葉土になれば毒性は無くなるみたいです・・。

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海外では、キョウチクトウの枝を串焼きの串にしたり、バーベキューの串に使用したりして死亡者が出た例もあるそうです。
何だかここまで書くと、非常に恐ろしい樹木のように思えますが、口にさえしなければ全く問題ないのであまり神経質になる必要はありません・・。それにどうです・・、けっこう綺麗な花でしょ・・、ピンクの八重もいいですけど、意外と私は白花のほうが好きかな・・・。

でも・・、アウトドアなどに出掛けられて、ついついワイルドな気分になっても、決してキョウチクトウを口にしたり、枝を串に使ったりしないように・・・!








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