
気っ風のいい伊達男の標本とでも言うべき助六が住んでいたのが浅草の花川戸。また、江戸の侠客で旗本の水野十郎左衛門と張り合って、だまし討ちにあった幡随院長兵衛(ばんずいんちょうべえ)もこの花川戸に住んでいた。幡随院長兵衛は、「お若いの、お待ちなせぇ」で有名ですね。
「江戸八百八町に隠れのねえ 杏葉牡丹の紋付も桜に匂う仲の町、花川戸の助六とも、また揚巻の助六ともいう若いもの間近くよって面像おがみ、カッカッ奉れえ」
と、威勢のよい歌舞伎一八番『助六』の口上だ。
「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」より
その助六の名は、知っていてもその話は余り知らないので綴ってみた。
あらすじ
花のお江戸の吉原遊廓。そこへ毎日のように通ってくる花川戸助六(はなかわどすけろく)は、遊女達から大人気の男伊達(おとこだて)である。
彼は何かにつけて喧嘩をふっかけて暴れているが、実は親の仇討ちを控えた曽我五郎時致(そがのごろうときむね)で、源氏の宝刀の友切丸(ともきりまる)を捜している。
助六の恋人は、吉原きってのトップスター揚巻(あげまき)彼女のもとにしつこく通う侍意休(いきゅう)がいる。
助六は意休が怪しいと睨み刀を抜かそうとするが、なかなか上手く行かない。
すでに助六の正体を見抜いていた意休がようやく刀を抜くと、それはまぎれもなく友切丸だった。
彼の正体は平家の残党伊賀の平内左衛門、刀を盗んだ張本人である。
その夜意休をたおして友切丸を取り返した助六は、揚巻の助けを借りて追手をのがれていった。
浅草寺裏広場の意休像
助六の姿
紫ちりめんの鉢巻き、
着物は黒羽二重(くろはぶたえ)の小袖に紅絹裏(もみうら)、
ふんどしまで紅色と超ハデハデ。
男っぷりがいい上に喧嘩もめっぽう強くてかっこいい、
吉原中の遊女に大人気のこの男花川戸助六という名の侠客。
蛇の目傘片手に花道から登場して切る大見得は、
思わず掛け声をかけたくなりますねぇ。
この花川戸をまいにち歩いているiinaとしては、しっかり取り上げるのははじめて。近くの「姥ケ池」は、前回に
してあります。

「江戸八百八町に隠れのねえ 杏葉牡丹の紋付も桜に匂う仲の町、花川戸の助六とも、また揚巻の助六ともいう若いもの間近くよって面像おがみ、カッカッ奉れえ」
と、威勢のよい歌舞伎一八番『助六』の口上だ。
「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」より
その助六の名は、知っていてもその話は余り知らないので綴ってみた。
あらすじ
花のお江戸の吉原遊廓。そこへ毎日のように通ってくる花川戸助六(はなかわどすけろく)は、遊女達から大人気の男伊達(おとこだて)である。
彼は何かにつけて喧嘩をふっかけて暴れているが、実は親の仇討ちを控えた曽我五郎時致(そがのごろうときむね)で、源氏の宝刀の友切丸(ともきりまる)を捜している。
助六の恋人は、吉原きってのトップスター揚巻(あげまき)彼女のもとにしつこく通う侍意休(いきゅう)がいる。
助六は意休が怪しいと睨み刀を抜かそうとするが、なかなか上手く行かない。
すでに助六の正体を見抜いていた意休がようやく刀を抜くと、それはまぎれもなく友切丸だった。
彼の正体は平家の残党伊賀の平内左衛門、刀を盗んだ張本人である。
その夜意休をたおして友切丸を取り返した助六は、揚巻の助けを借りて追手をのがれていった。

助六の姿
紫ちりめんの鉢巻き、
着物は黒羽二重(くろはぶたえ)の小袖に紅絹裏(もみうら)、
ふんどしまで紅色と超ハデハデ。
男っぷりがいい上に喧嘩もめっぽう強くてかっこいい、
吉原中の遊女に大人気のこの男花川戸助六という名の侠客。
蛇の目傘片手に花道から登場して切る大見得は、
思わず掛け声をかけたくなりますねぇ。
この花川戸をまいにち歩いているiinaとしては、しっかり取り上げるのははじめて。近くの「姥ケ池」は、前回に


早速TB返しさせていただきました。あわせてコメントもいただけると警戒しないでよいので有難いです。最近変なTBも少なくないものですから(^^ゞ
>浅草寺裏広場の意休像.....としてご紹介されているのは団十郎「暫」の像(ブロンズ)ではないでしょうか。どうも「暫」っぽいなと調べたら下記で確認できました。
http://www.asakusa.gr.jp/meisho/list-2.html
「東京時代祭」の記事に先日浅草寺を歩いて見つけた「平和地蔵」などのことを書いた記事をTBさせていただきました。その中に歌舞伎の扮装をした人たちの行列の写真がありましたが、その中の白い総髪のおじいさんが意休です。助六も一緒に歩いてましたね(笑)
今度の新春浅草歌舞伎も義経千本桜を観にいこうかなぁと思ってます。
これからもよろしくお願いします(^O^)/
話題が助六なので「意休」として登板ねがいました。
歌舞伎三昧ですか?
浅草にも、歌舞伎小屋を誘致する動きがあり、ことし初会しましたよ。
こんかい助六をブログにしたことで勉強させてもらいました。
トラックバックありがとうございます。
助六いいですよね。あんなにカッコイイ男性はこの世に実在しないでしょうね。まさに江戸っ子の粋の体現者!
現・市川海老蔵さんの襲名公演で「助六」が演じられたそうです。観に行った人の話によると、相当おもしろかったとのこと。(股くぐりで「冬のソナタ」ネタあったとか)
実は私はまだ「助六」を観たことがありません。いつか観たいな、と心待ちにしております。
ではでは、失礼いたします。
いまでも粋な遊びにあこがれます。
しかし、雪駄をつま先で履くのが粋だとは、
無粋なiinaには似合いそうにありません。
いま酉の市で、28日がことし3度目です。
火の用心が必要です。
秦野へお出かけしたのですね。
「はだの」と発音するとか。訛っている感じに聞こえます。
iinaは、若いころに丹沢に登るためよく通りました。
鎌倉街道はあちこちにあるのですね。
まみさん へ
「リッチな渡り鳥」に投稿のまみさんも、ようこそオコシでした。
たのしい写真投稿を期待しています。
背景が同じでビックリ。
嬉しくなってトラックバックをさせて頂きました。
よろしくお願いします
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/162caf262f17bc86d0933a8db4a21167
勘九郎桃太郎は、拙ブログにも登板させていました。
とはいっても、浅草の羽子板市で飾り用の題材に使われた羽子板を撮っていただけです。 ↓
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/5ccd84ce291961fe1733b1a1996e4215
振り返ると、おととしに中村勘三郎が、昨年に市川団十郎の大物が亡くなったのでした。惜しいことです。
浅草寺裏広場・暫像前「赤ちゃんの泣き相撲」のときの市川団十郎です。 ↓
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/063c8b43823c6614267a5e8c17b2c2d1