「青葉の笛 熊谷と敦盛」平家物語より 補陀旭蓮尼(筑前琵琶)
熊谷 直実が、騎乗の若武者を呼び止めて一騎打ちを挑む。直実が若武者を馬から落とし、首を取ろうとすると、ちょうど我が子・直家ぐらいの齢だった。
背後に味方の手勢が迫る中、「同じことなら直実の手におかけ申して、後世のためのお供養をいたしましょう」といって、泣く泣くその首を切った。
後で、首実検をするとこの公達は清盛の甥・平敦盛と判明、齢17だった。
のちに、出家して法然上人の門徒となり蓮生(れんしょう)と号した。
物語りで琵琶を聴いたのは、「耳なし芳一」以来のこと。
「箏と尺八の演奏」 ユニットMJ
尺八とお琴の演奏は、なかなかよかった。
ユニットMJの息の合った演奏は、生で聴く機会のない尺八にお琴の冴えた音が加わり何ともいえぬハーモニーを奏でた、
月と水をテーマにした曲を演奏した。
1.荒城の月
2.秋水
3.月の灯りの下で
4.海のアラベスク
「仏教落語」 京遊亭三木治
京遊亭三木治は、「落語の祖は安楽庵策伝という僧。落語は仏教と深い関係があり、話は単なるお笑いではなく、庶民に様々なメッセージを発信していた」と語る。当人は、本職が法衣仏具商であるという噺家。
策伝和尚は、マンダラ説法の達人で、字の読めない人たちにも、おもしろおかしく仏の道を教え、最後に“話の落ち”を使う手法から、「古典落語の祖」と呼ばれる。ともすれば小難しくなりがちな「お説教」に、ふとした笑い話を含め、人々に分かりやすく、また親しみやすく話をした。
またそれらの話を集めた「醒睡笑(せいすいしょう:八巻)」という書物を著し、それが後世、落語のネタ本になり、それにより誓願寺も落語発祥の地として知られる。
安楽庵策伝 [天文23年(1554年) - 寛永19年(1642年))浄土宗の僧侶 ]
関西の落語は、権威者のお坊さんやお侍を笑いの種にする噺が多いといい、知ったかぶりするお坊さんの噺をするというので、あるいは「転失気(てんしき)」かと思ったが違っていた。
日時 : 10月3日 午後3時より
場所 : 光明寺 東京別院
一、法楽一会
一、仏讃歌奉納
一、ピアノ発表会
一、箏と尺八の演奏
一、琵琶による『平家物語』弾き語り
一、落語
一、お茶席
一、餅つき
一、屋台、ドリンクコーナー他
とても幻想的な 雰囲気が好いですね
>尺八にお琴の冴えた音が加わり何ともいえぬハーモニーを奏でた、
自分も
生演奏で 聞いてみたいです
本日は 歴史とロマンを感じるお話しで いいな iinaでした。
3時からはじまって7時頃まで長くて疲れました。もちろん、場所を変えて出掛けた者ふたりで懇親しました。^^
仏事を避けがちですが、興味深いイベントに誘われて、ふらふらと行く気になりました。
放っとけば 仏が結ぶ 月眺め / iina川柳
若くしてその生涯を閉じた平敦盛、戦とは言え可哀そうです。
その敦盛を織田信長は好んで歌いました。
「人間五十年、下天のうちにくらぶれば 夢幻のごとくなり。 一度生を受け滅せぬ者のあるべきか 。」
信長もまた天下統一を目の前にして非業の死を遂げました。
年代、年齢の違いはあっても、この二人には何か因縁めいたものを感じます。
>「藤袴 きて脱ぎかけし 主や誰 問へどこたへず 野辺(のべ)の秋風」 と、源実朝が詠んだそうですが、詩情豊かな方です。^^
鎌倉幕府第3代将軍が和歌に詠むくらい、当時、フジバカマはあちらこちらで見られたのでしょうね。
現在は準絶滅危惧種に指定されており、800年経って相当少なくなったということでしょう。
わが家の藤袴、大事に育てます。
大阪に暮らしたときに実感しましたが、大阪は川がたくさん流れて、たしかに橋が多かったです。臭さが鼻につきました。
もっとも転勤で戻った東京も臭ってました。首都部では京橋、数寄屋橋等々の下を流れる川を埋め立てています。
「くいだおれ」も「食い倒れ」ではなく、「杭倒れ」が由来でしたネ。惜しいことに、道頓堀名店「くいだおれ」は、倒れてしまいました。(^^ゞ
織田信長は、敦盛を好んで歌い舞ったようですネ。
ビワの演題は平家物語が主ですね。
発表会に毎回招かれましたが、
行ったのは2回のみ。
記憶にあるのは平忠度が討ち取られ、箙(えびら)に結ばれた歌に結ばれていたという。
エビラが解らず、帰ってから調べました。
そんな記憶。
中山道を歩いて、鴻巣宿かその手前にお墓があったように思います。
殺される者を、ただ穴を掘らせて埋める作業を繰り返される恐怖はおぞましさの極みです。
原爆ドームも負の遺産ですが、いかなる理由があろうと市民をターゲットにした殺戮に変わりなく、許されぬことです。
戦争に負けると、声にならないものみたいですね。
ドイツには行ったことはありませんが、原爆ドームは見てきました。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/fca02f6d5fe094730e40b54b84bb17d3
観月の 宵に ほのかに 灯り揺れ / 山K
私事
明日(10/18)より しばらく 遠征です
補陀旭蓮<補陀落(ほだら)く<ポタラ宮で、菩薩の住むところ、
そしてお話は歌舞伎の名場面、熊谷陣屋・敦盛の段を想起させます。直実が敦盛を助けるために、自らの一子を身代わりに殺したと言うあらすじです。
きょうも、朝早くから山でしょうか。何度のぼっても飽きぬ山が身近にあって幸いでした。
カップ麺 どんだけ山で 食べたやら / iina川柳
例えば、神奈川県庁の食堂からは湾内を見渡せる景色がご馳走でした。^^
直実が敦盛を助ける筋書は、義経ジンギスカン伝説は誇大妄想に似ていますが、逃避行伝説ならあり得そうに思えます。
iinaは「ツタンカーメン展」に満足しましたが、はやくも3年たちます。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/fa9facac3afb84bed3d0b95783df02a2