①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩の内 番外編
飛鳥の里は 聖徳太子が馬のたずなをひいている姿が目に浮かぶよう
草を食むにまかせ 里人の耕すをみやりながら のどかにたたずむ風景が似合う
甘橿丘の西から 畝傍山 耳成山 天香具山
香具山は畝傍を雄と
耳成とあひ争いき
神代より
かくあるらし
いにしえも
いかにあれこそ
うつせみも妻を争ふらしき
. 中大兄皇子=天智天皇
次の二つの歌は、天智天皇の面前でその愛人額田王と大海人皇子が詠った。
当事者三人の前であり、あやういといえば危うく、おおらかといえば大らか。
あかねさす 紫野行き標野行き 野守は見ずや 君が袖振る
. 額田王
紫草の にほへる妹を憎くあらば 人妻ゆえに われ恋ひめやも
. 額田王と元夫婦だった大海人皇子=天武天皇(天智の同母弟)
後に、
弟・大海人は兄・天智の死の病床に呼ばれ「後事を汝に」と託されるも、
「出家して帝のために功徳を積む」と剃髪して吉野に隠遁する。
このとき諾といえば、大海人は誅されていた。
ひとは「虎につばさを着けて放てり」といった。
翌672年、天智の子・大友皇子を壬申の乱で戦い滅ぼし、天武天皇となった。
春過ぎて 夏来るらし白たへの 衣干したり 天の香具山
. 持統天皇(天武の妃=天智の娘・顱野讃良皇女)
近くには神話にまつわる遺跡群が点在する...
[ 遺跡群 ]
飛鳥の里は 聖徳太子が馬のたずなをひいている姿が目に浮かぶよう
草を食むにまかせ 里人の耕すをみやりながら のどかにたたずむ風景が似合う
甘橿丘の西から 畝傍山 耳成山 天香具山
香具山は畝傍を雄と
耳成とあひ争いき
神代より
かくあるらし
いにしえも
いかにあれこそ
うつせみも妻を争ふらしき
. 中大兄皇子=天智天皇
次の二つの歌は、天智天皇の面前でその愛人額田王と大海人皇子が詠った。
当事者三人の前であり、あやういといえば危うく、おおらかといえば大らか。
あかねさす 紫野行き標野行き 野守は見ずや 君が袖振る
. 額田王
紫草の にほへる妹を憎くあらば 人妻ゆえに われ恋ひめやも
. 額田王と元夫婦だった大海人皇子=天武天皇(天智の同母弟)
後に、
弟・大海人は兄・天智の死の病床に呼ばれ「後事を汝に」と託されるも、
「出家して帝のために功徳を積む」と剃髪して吉野に隠遁する。
このとき諾といえば、大海人は誅されていた。
ひとは「虎につばさを着けて放てり」といった。
翌672年、天智の子・大友皇子を壬申の乱で戦い滅ぼし、天武天皇となった。
春過ぎて 夏来るらし白たへの 衣干したり 天の香具山
. 持統天皇(天武の妃=天智の娘・顱野讃良皇女)
近くには神話にまつわる遺跡群が点在する...
[ 遺跡群 ]
①一条戻橋 . | ② 1+ 1 . | ③三輪山 . |
④四天王 . | ⑤五 王 . | ⑥陸 奥 . |
⑦七支刀 . | ⑧八 幡 . | ⑨九 品 . |
①~⑩一~十 . | ∞星の数 . |
歴史好きのiinaさんには魅力にあふれたところではないでしょうか?
>兄・天智の死の病床に呼ばれ「後事を汝に」
当時は兄弟同士でも権力を握るために殺し合う時代だったので、大海人皇子は自分の立ち位置を心得ていたのでしょう。
後に、壬申の乱で大友皇子を滅ぼして、野望通り、飛鳥淨御原宮に即位しています。
現在の明日香は、そのような歴史の出来事が嘘のような静かなところで、私も大好きな場所の一つです。
天智天皇は、実弟・大海人皇子を殺そうとした形跡はありませんが、後に親族間で勢力争いをしました。
天智も天武の妃で後の持統天皇も、わが児は兄弟よりも可愛かったのは、いまも昔も変わらぬ人情のようです。
この時代は、兄の娘を弟に嫁がしたり、恋人を取り上げるなどややこしい関係でした。
飛鳥は、日本の古里と思える雰囲気がありますが、実際は血なまぐさい時代だったようです。
「天の香具山」は、そんな神話の里にふさわしい歴史を感じる風情ですね
万葉集にも多く詠われていますが・・・大和3山の中でも一番山らしくない「天の香具山」
中でも、誰でもご存知 持統天皇が詠まれた
「春過ぎて 夏来るらし白たへの 衣干したり 天の香具山」
今の季節にピッタリですね
RE:三者三様の写真
私たちはやはり、他人(ひと)様のブログ等により旬の情報を得ることが多いです。
同じ被写体でも構図によって表現内容や見栄えも変わってきますので
個人差が出るところですね、
私的には(Fさん)師匠の作品のインパクトにより、多くの影響を受けている様です。
明日香は良いですね。
明日香へは何度も行ってますが、何度でも行きます。
その度に新しい発見があります。
古代にロマンをはせながら歩くのも楽しいです。
今自分が歩いている場所を馬子や守屋、鎌足や中大兄皇子が歩いたり馬で駆けたのです。
神楽女湖は、(かぐらめこ)と読むのですね。なにやら伝説でもありそうな名です。
調べると、やはりありました。
「平安時代、この湖のほとりに鶴見岳社の神楽女【かぐらめ・?】が住んでいたという伝説によるもの」だとか。
朝靄につつまれた湖に、幻想的なハナショウブが浮かぶと絵になりますね。
畝傍山、耳成山、天香具山の直ぐ麓まで足を運びました。山容がいずれもほぼ三角形で、三山を結ぶと正三角形に
なり、その中心に藤原京を造形したことから、人が造ったのではといわれるほどです。まことに、不思議な大和三山
です。
(いわどの里住人) さん へ
ドクダミが妖しく咲いています。でも、花が白いので美しくもあります。
亡母が、いろんな薬草を混ぜて作ったドクダミ茶を飲んでました。はじめ、飲むのに抵抗がありましたが、船酔いした人
が飲むと治まったと聞いてからは、毎日飲みました。
大神神社の見晴らしからは、大和三山を眺められます。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/6ec483cd9280f0ae46099d2d35c3e006
(naiyan_2006) さん へ
飛鳥を明日香とも綴るようです。
「飛鳥(とぶとり)の明日香(あすか)」を枕詞として使われてる内に、飛鳥(とぶとり)といえば、それだけでアスカという
代名詞に用いられ、時間とともに、飛鳥(とぶとり)がアスカと訓まれるようになったといわれます。
また、
渡来人が日本に来て安住の宿とした場所を、安宿(あすか)となずけた。安宿(あすか)を朝鮮語でアンスクといい、
これが訛ってアスカになったという説もあります。
といいつつ、大和三山の人造物説は、今は下火なんでしょうか。山の形成や裾野などが、かなり不自然で、とくに天の香具山はほぼ人造物に間違いないなんて一時記言われていたような。
個人的には、額田王と大海人皇子の紫草のやりとりが昔から好きですが、最近このやりとりも天智の仕組んだヤラセだという説もあるとか。もしもそうなら、ちょっと寂しく感じます。
それにつけても、天智と持統の百人一首の歌って、色を感じないのは小生が鈍いからでしょうか。
意味は、
香具山(男性)は畝傍山(女性)が愛おしいと、耳成山(男性)と互いに争った。神代からこうであるらしい。
昔もこのようであったからこそ、現世でも一人の女性を二人で争うらしい。
これは、
香具山は/畝傍を/惜しと…………香具山男性説ですが、
香具山は/畝傍/雄雄しと…………香具山女性説とする解釈もあるらしいですね。
個人的には、山容から香具山(女)・畝傍山(男)・耳成山(女)なのですが・・・。
まず、安い。
定価で買っても4200~4300円。
新幹線(自由席)より2000円ほど安い。
ネット予約や金券ショップを活用すれば、3000円代前半ですからね、ほぼ半額ですよ。
これで全席指定ですからね。
新幹線なら自由席だとなかなか座れませんからね。
そのうえ「ひのとり」はWiFi利用可。
全座席に電源があります!(新幹線は窓際席のみ)
充電しながら動画見放題という、鉄道ファンじゃなくても2時間退屈せず過ごせます。
そして終点はミナミの中心難波へ直接乗り入れてます。
新幹線は確かに速い!
でも高い。
そして最大の難点は大阪の都心に乗り入れてないこと。
「新大阪駅」ですからね。
キタの中心梅田に行くにも、ミナミの中心難波に行くにも、JRか地下鉄に乗り換える手間があります。
新幹線に乗ってる時間は50分ですが、乗換で確実に10~15分はロスしてますからね。
近鉄にとって新幹線は最大のライバル。
スピードだけはどうしようもありませんが、それ以外は全て近鉄の勝ち、と私は思ってます。
近鉄を、大阪時代に奈良を巡るため よく利用しました。