お国が、公的な文章にも印鑑を押さなくていいと言っている。そこで、押印文化を調べてみた。
印鑑は、今から5000年以上前のメソポタミア地方に、その起源があるとされる。
現在のような丸い印面に文字を刻む形のものではなく、筒型の側面に刻んだ絵や模様を粘土に転がすように押し付けて刻んで使っていた。
メソポタミアで発達した印鑑はエジプト・ギリシヤ・ローマへ広まり、シルクロードを通じ遠くアジアへ伝播、そして中国において印鑑文明が大きく発達した。
日本最古の印鑑は、上の「漢委奴国王」と刻まれた金印が有名だ。
奈良時代、大宝律令により公にのみ公印の使用が認められ、私印は国家の許可が必要で社寺印として用いられた。
平安時代に入ると藤原家などの貴族も私印を使うことが許されるようになる。
武士が台頭するようになると、花押(かおう)と呼ばれる書き判が広まり、願文や遺言状などに用いられた。このころから、個人の印(しるし)として印鑑を押す習慣が定着していった。
戦国の世になると、武将たちはそれぞれに趣向を凝らした私印を作るようになる。
織田信長の「天下布武」の印や、上杉謙信の「地帝妙」の虎の印などが知られる。
江戸時代には、一般の庶民階級でも印鑑が広く使われるようになっていった。
明治6年の10月1日に太政官布告が制定され、印鑑登録制度がはじまり、日本にしかない。公式の書類には実印を押すように定められ、署名捺印という文化が定着した。
この10月1日を「はんこの日」として、「全日本印章業協会」が記念行事を行っている。
1997年に自民党行政改革推進本部が各種申請・届出のペーパーレス化を進めようとしたとき、猛反対を繰り広げ頓挫させたあの「全日本印章業協会」だ。
今回もNOと云っている。さもありなん。
印鑑は、今から5000年以上前のメソポタミア地方に、その起源があるとされる。
現在のような丸い印面に文字を刻む形のものではなく、筒型の側面に刻んだ絵や模様を粘土に転がすように押し付けて刻んで使っていた。
メソポタミアで発達した印鑑はエジプト・ギリシヤ・ローマへ広まり、シルクロードを通じ遠くアジアへ伝播、そして中国において印鑑文明が大きく発達した。
日本最古の印鑑は、上の「漢委奴国王」と刻まれた金印が有名だ。
奈良時代、大宝律令により公にのみ公印の使用が認められ、私印は国家の許可が必要で社寺印として用いられた。
平安時代に入ると藤原家などの貴族も私印を使うことが許されるようになる。
武士が台頭するようになると、花押(かおう)と呼ばれる書き判が広まり、願文や遺言状などに用いられた。このころから、個人の印(しるし)として印鑑を押す習慣が定着していった。
戦国の世になると、武将たちはそれぞれに趣向を凝らした私印を作るようになる。
織田信長の「天下布武」の印や、上杉謙信の「地帝妙」の虎の印などが知られる。
江戸時代には、一般の庶民階級でも印鑑が広く使われるようになっていった。
明治6年の10月1日に太政官布告が制定され、印鑑登録制度がはじまり、日本にしかない。公式の書類には実印を押すように定められ、署名捺印という文化が定着した。
この10月1日を「はんこの日」として、「全日本印章業協会」が記念行事を行っている。
1997年に自民党行政改革推進本部が各種申請・届出のペーパーレス化を進めようとしたとき、猛反対を繰り広げ頓挫させたあの「全日本印章業協会」だ。
今回もNOと云っている。さもありなん。
押印廃止で何ら支障が生じなければ大いに結構ですが、文書の真偽は大丈夫なのか、責任の所在はどのようになるのか、現役サラリーマンをはじめ仕事に携わっている方たちがスムーズにこの制度に馴染めるよう推進してほしいものです。
>犬のフグリも、虚子にかかればロマンの世界へといざなってくれます。^^
コバルトブルーの小さな花を、たくさん咲かせて爽やかです。
確かに、名前に似合わず、コバルトブルーの可愛い花を群生させてとてもきれいです。
春先の野草に目を向けると新しい発見がありますね。
回覧板もハンコ押すし、宅配便が届いてもハンコを押してと言われます。
伝票は、いちいち押すのが面倒だと、全て押しておいて使ってます。
コーヒー粉末化の発明が、日本人のというのも誇らしいです。
1杯ずつ袋に入れたスティックタイプも出て、便利さを追求していますね。
海外には、印鑑登録制度はなく本人確認をサインで行っていることから、日本は花押という味のあるサインに戻るとしたら愉快です。
会社では、気に喰わぬ閲覧にハンコを斜めや逆さまに押して、NOの気持ちを現わす御仁もいました。押した事実は代え難いのに("^ω^)・・・
印鑑登録制度が日本独特のものなら、海外のように印鑑を必要としない方法はありそうです。
印鑑証明が要るか不要かは、運用の問題であろうと思います。
* tks-naitoさんのブログアドレスをコメント上 (iina)に置きました。
でも、変質したり、割れが生じると使えません。
環境にやさしい時代に考え出されたものですね("^ω^)・・・
* (snaito(ボンゴレ))さんのブログアドレスをコメント上 (iina)に置いています。
認印で用が足りてしまうならば、形式で押しているだけですから押印は不要ですょね。
印鑑登録制度が日本独特のものなら、他に本人確認の仕様はありそうです。ペーパーレス化賛成です。
* (夢逢人)さんのブログアドレスをコメント上 (iina)に置きました。
> 「はんこを押すためにプリントアウトが必要・・・書面を提出しなくてもいいようにしたい」
印鑑登録制度があるのは、日本ぐらいだそうです。
ほかには、台湾が形だけ鋸っているとか・・・。
印鑑業者は、死活問題ですから反対にまわるのは理解しますが、押印文化を見直すキッカケになればいいですね。
* 日々さんのブログアドレスをコメント上に置きました。