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付加価値

2013年10月18日 | 雑感
ローマ法王が食べた『神子原みこはら』が、一躍ブランド米として注目されるようになり、全国から注文が殺到。過疎の集落に大きな富をもたらした。
能登半島の付け根にある石川県羽咋市。その東の端にある過疎の集落・神子原地区には県内有数の棚田があり、昔から美味しい米が獲れた。
一人の公務員が「ロンギング」(
社会的影響力の強い人が持っていたり、飲食している、身に付けているものが欲しくなること)を思いつく。高貴な方に食べてもらうアイデアを仕掛けるためローマ法王庁に直接手紙を書き、数ヵ月後にはOKをもらう。
そして、2005年、ローマ法王・ベネディクト16世に、お米が献上された。いまは、“ローマ法王に献上された米”の付加価値をつけたブランド化『神子原米』に成功した。
これまでの3倍以上、10キロ7000円くらいの価格にも関わらず、発売からおよそ1か月で売り切れるほどの人気となった。


ぶどうの女王「マスカット・オブ・アレキサンドリア
 1房1万円を超えるという超高級フルーツ!!
 都内のお店では1房12,600円

ブドウの房を黄金比率「1:1.6」にして高い値で売り出す。
黄金比にするため、人の手で形を調整する必要があり、さらに小さな傷がついた痛んだ実を外し、空いた空間に下の方でかたまっている粒を押し上げるなどプルームをはがさないようにする必要があるのでかなりの手間がかかる。

マスカット・オブ・アレキサンドリアはエジプトが原産で、クレオパトラも口にした伝説があるともいう。
日本には1886年から岡山を中心に作られはじめられたが、他の地には根付かずぶどう王国山梨でも栽培する事ができなかったとか。



付加価値をほどこしブランド化した者のアイデア勝ちである。
しかし、ブランド品を食べても、そんな工夫をしないものと味覚に変わりなく何が違うのだろうと思ってしまう自分がいる。
高価でも売れているのだから、珍しく思う物好きがいるのも事実。


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8 コメント

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(kira) さん へ (iina)
2015-09-15 09:03:14
10キロ7000円程度なら求めるとは、夫婦仲良くてうらやましいです。^^

アイデアで、おなじ味でも高価にできるなんて、庶民の食卓から遠ざかるばかりです。

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過疎の村 (kira)
2015-09-14 21:24:51
をアイデアと熱意で活気づけたスーパー公務員の話ですね。
先日ご本人が出てらっしゃる番組をみましたが、
とてもスッパリとしてカッコよかったです(笑)
まあ、ぶどうの女王は手が出ないけど
個人的には10キロ7000円は許容範囲です。(今、夫婦二人きりなので
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コメントに φ(..) (iina)
2013-10-19 08:26:43
(延岡の山歩人K) さん へ
これはこれはの御池と紅葉でした。池のふもとからの景色も、絶景です。山奥の池は、ホッと安らぎをもたらしますね。
九州では、山の奥では紅葉がはじまっているのですね。

実は、姉が何度も誘うので、1か月後九州に行く予定を立てました。
鹿児島辺りを車で観光しようと考えていますが、計画はいま練っているところです。高速道路網をみると、なるほど東国原
元宮崎知事が話していた通りに宮崎には遠いイメージでした。
さて、どんな計画になることか・・・?




(k_em2005) さん へ
裁判員裁判では、審議しても量刑まで判断させるのは、酷と思わざるを得ません。

物は、使い勝手がよかったり或いは丈夫であったり、スタイルを気に入っていたりと、自分に見合うものが好いと思います。
ブランド偏重は、ブランド会社の思うつぼでしょう。

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まさに価値観の違い (k_em2005)
2013-10-18 21:24:22
>高価でも売れているのだから、珍しく思う物好きがいるのも事実。

高価なものに価値を見出す人がいてもそれはその人の価値観のなせる業です。

私はブランド品を重宝しません。なるべく安いものを志向しています。
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付加価値 (延岡の山歩人K)
2013-10-18 17:27:15
 >ローマ法王が食べた『神子原みこはら米』が、一躍ブランド米として・・・
このお話を伺って真っ先に思い出したのが、宮崎県さんの焼酎「百年の孤独」
昔、天皇陛下が宮崎に来られた時この焼酎を飲まれ絶賛されたとか
以来この焼酎の人気そして販売価格は、もう異常としか思えないほどです(現在も9

TVで放映されたり、有名人が出入りしたり・・・そんなお店にはお客さんがどっと押し寄せる
このようなお話をよく耳にしますが
この心理はいったい何なんでしょう~?、私には理解できません。


Re:ケッコウでした。
いや~っ今日もiinaさまは冴えまくり、上手いことおっシャレるので
思わず苦笑いしっ放し
東照宮への初めての参拝時が大改修機関とは・・・ちょっと残念でした。
 >東照宮・輪王寺の共通拝観券が廃止に
その様な経緯があったのですか~?、
 >神も仏もあったものではありません。俗世界の争い事です。
全く同感です 



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きょうのコメントは 悩ましい (iina)
2013-10-18 10:17:32
(sugiura)さん へ
ひとの運命は予測不能です。
余命6か月と告げられ、いまだに元気に生きている者がいます。そのため医者や看護婦に「奇跡の人」と呼ばれ
ていると当人が話してくれました。
医療の進歩と病状の競争の究極の極地点で、生死を分けると考えますが、当人の病に対する心構えも大きいよう
に感じています。

ブランドの思想をほどこした物を他社が持ち込んで採用されると使ってもらえるシステムもあります。これなどは
「まやかし」に思えるのですが、業界では常識らしいです。




(らいちゃん) へ
「もったいない」賞味期限切れの食品が大量廃棄されるなんて、本当に「もったいない」話しです。
業界内で期限切れ間近の品を自主回収することが習慣化してますから なお更です。

野菜等も長さや重さを統一した規格品に合わせて箱に詰めやすくします。そして、規格外れは除外されるというのも
妙なものです。消費者には、安く売られるので嬉しいですが、生産者には手間暇がかかりすぎます。

ブランド志向は、新しもの好きな日本人らしい性向ですが、もちろん総てを代表しているわけではありません。
いまの中国の一部の特権階層もそうであるようです。

きょうのiinaのブランド品にも通じる話題でした。
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ブランド品 (らいちゃん)
2013-10-18 09:13:31
ブランド志向は日本人特有のものではないでしょうか?
昔聞いた話ですが、日本が今の中国くらいの経済発展の時だったでしょうか。
フランスに旅行する人は、ルイヴィトンやエルメス、ピエールカルダン等のブランド品の買い物が目的だと揶揄されていました。
現地の人たちは値段の高いブランド品を買うのではなく、同じくらいの品質の非ブランド品を購入するのだと言っていました。
聞いた話なので、真偽のほどは分かりません。

現在でもあらゆる品のブランド化が進められていることはその志向が日本人の根底にあると言うことであり、消費者には値段が高くてもブランド品を求めると言う潜在的購買力がある証しでしょうね。
景気が悪いと言いながらも、日本人はお金持ちが多いと言うことでしょう。

台風26号は各地に大きな被害をもたらしましたが、iinaさん宅では窓から雨が吹き込んだ程度でよかったですね。
それにしても伊豆大島の惨状は目に余ります。
自然の脅威を改めて思い知らされました。
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ドラマがあるのですね (sugiura)
2013-10-18 03:50:59
策士(今はアイデアマンといえばよいかな)はすごいですね。世に出すにも方法を選ぶ必要がありますね。

しかし、長く続けばもう立派に世界に通用します。ご立派です。ブランド品はそれなりの丁寧さがあります。納得します。
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