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蜆 売 り

2019年05月03日 | 雑感
ショッピングモールで上方落語を聴いてきた。

四代目 桂 福團治(かつら ふくだんじ ): 関西演芸協会第10代会長、上方落語協会相談役、日本手話落語会会長。

枕に、むかし懐かしい物売りを次々に披露していく。
人情噺の「しじみ売り 」で、お客さんを笑わせたかと思うと、しんみりさせる。

大阪・船場。雪がしんしんと降る町に、12、3歳ぐらいの男の子がしじみを売りに歩いている…。

商人(あきんど)の店に買ってもらおうと戸を開けて入ると、ぎょ~さんの人が火鉢に当たっている。
草履泥棒と決めつけられ追い払われる場面に、親方が現れしじみを全部買い上げる。
手下たちに食べさせるのは勿体ないと、しじみを川に逃がさせる。
戻って来た子に、ご飯をふるまうと、食べずに持ち帰るという。

そこで、身の上話をさせる。
嫁いだ姉と旦那が商売したが、騙されて商売が失敗して、借金をこしらえてしまう。
戎橋の橋の上から身を投げ込もうとして、助けられたうえお金までもらった。
借金を返しても十分なお金が残った。
ところが、近所に泥棒が入り、家の中から大枚なお金が出たと巡査から犯人に決めつけられ捕まる。

母は病気で寝ているし、姉は気がふれて、働きに出るのは自分だけと冷たい川で蜆取して売りに出る。
話を聞いた親方は、お金を渡すが受け取られぬとむずるから、母と姉に渡してくれと押しつける。
空になったザルでも天秤棒の重みで売声が出てしまう「ア~ッチャリ~、チジミ~~ッ……」

子分が、姉夫婦にお金を渡したのは親方だと指摘して、集金した50両を渡したのを思い出す。
あの時に助けてやったあの娘の、弟かいな……

あの時に夫婦を助けてやったが、俺としてはあの子に甲斐があったといぅものか❔
あの子に対して、甲斐があったんかいなぁ❔
と自答するのに、
        子分が「貝があるさかいシジミ売れてまんねや」(オチ)

手話落語の第一人者として幅広く活動する桂福団治が、独特の語り口で商いの心を学ぶ落語を紹介。
喋れない弟子を真打まで育てたが、世間にはまだ認知されていないので、全国のイオンを巡ってお披露目しているのだとのこと。
その当人が、手話落語を披露。

ハワイアン  

       日産プリンス
 
  

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5 コメント

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お早うございます (延岡の山歩人K)
2019-05-03 06:45:22
大型連休中の イオンショッピングモールは
大変な 人混みだったでしょうね とおもいましたが
実際には 4月24日 でしたか・・・
 手話落語
初めて知りました 感動です。

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(延岡の山歩人K) さん へ (iina)
2019-05-03 08:49:41
あゝ 宮野浦 

     絶景を クリックひとつで 撮り押さえ / iina川柳

なるほど、日豊リアス式海岸でしたか。
日豊本線ばかりでなく、日豊はリアス式海岸もありました。絶景です。

「しじみ売り 」の人情噺は笑い泣かせます。手話落語をはじめて知りましたが、宇宙亭一門が演じました。




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なかなかの (hide-san)
2019-05-03 12:21:03
なかなかの人情話ですね。

これだけの物をよく覚えていらっしゃいますね。
恐れ入りました。
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某さん へ (iina)
2019-05-04 08:30:58
令和フィーバーに冷や水を浴びせるようで恐縮ですが、このうえの云々はご勘弁ねがいます。

このコメントも、本題とはちがいますょね。
某さん無自覚にも茶化す意図が仄かに汲み取れます。前に、次のようにに回答させて頂いています。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/e5ee312a8a9c13564f8db158a0b2f965

返信する
大変失礼しました (hide-san)
2019-05-04 17:46:20
私としては、ブログを読んで感じたままを、コメントしたつもりでしたが、

二度とコメントは控えます。

大変失礼しました。
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