最近は、抽選はずればかりのところを、NHK公開録画放送「東京落語会」を当てたので喜んで聴いてきた。
三噺は、いずれも初耳だった。隅田川馬石「締め込み」の一席をブログに披露。
路地奥の家に、空き巣に入った泥棒。家人はいないが長火鉢に、やかんの湯が煮立っている。
家の者はすぐ帰って来ると思い、急いで箪笥を引き出し風呂敷に包んで、逃げようとしたら八五郎が帰って来た。
あわてて台所のカマドの横の羽目板を上げて床下に隠れた。
帰って来た八五郎、女房はいないし、お湯は沸きっぱなし、見ると大きな風呂敷包みが置いてある。箪笥の引き出しも開けっ放しだ。
早とちりの八五郎はてっきり女房が間男と逃げるのだと思い込む。
そこへ女房がフロから帰って来た。仏頂面でキセルを吹かせている八五郎に話しかけるが、何も答えず怒ったような顔をしている。
長湯をして留守にしたことを怒っていると思い謝るが、八五郎は突然、離縁状をやるからすぐこの家から出て行けと言い出す。
身に覚えのない女房も怒りだし、二人の馴れ初めの、八五郎が無理やり言い寄った時の内輪話などを持ち出して八五郎に逆襲。
分が悪くなった八五郎、口ではかなわないと、たぎった湯の入ったやかんを投げつけた。これが台所に転がって湯が床下にだらだらと流れ落ちた。床下の泥棒さんの頭から煮え湯を浴びて、たまらずに這い上がる。不思議そうに見る二人を尻目に、泥棒は夫婦喧嘩の仲裁に入った。
ついに風呂敷包みはこの泥棒がこしらえたと分かり、「泥棒さんが出なければ俺たち夫婦別れしているんだぞ」と泥棒に感謝。
「飲めるんだろ。飲んで行きなよ」と用意した酒肴で二人は酔いつぶれてしまった。
目を覚ました亭主が「泥棒さんはよく寝ているね。不用心にしていると泥棒が入るといけないので、心張り棒をしっかり掛けておきな」。
「ちょっと待て。泥棒は家の中だ。外から心張り棒を掛けておけ」。
演じた隅田川馬石が落語を話すだけなのに、師匠は体力がないと務まらぬと嘆いたのを不思議に思ったというが齢を重ねて理解できたとか。
この演目で夫婦が口喧嘩するやり取りの激しさを聴くと、実感できた。
「鮑(あわび)のし」 三遊亭小遊三・・・おつむの弱い者を演じるのがウマい。
「紺屋高野」 立川生志 ・・・働き者が花魁に恋してハッピーエンドに。
放送予定日 11月3日14時 Eテレ。一席40分ほどの落語を3日に分けて放送。
三噺は、いずれも初耳だった。隅田川馬石「締め込み」の一席をブログに披露。
路地奥の家に、空き巣に入った泥棒。家人はいないが長火鉢に、やかんの湯が煮立っている。
家の者はすぐ帰って来ると思い、急いで箪笥を引き出し風呂敷に包んで、逃げようとしたら八五郎が帰って来た。
あわてて台所のカマドの横の羽目板を上げて床下に隠れた。
帰って来た八五郎、女房はいないし、お湯は沸きっぱなし、見ると大きな風呂敷包みが置いてある。箪笥の引き出しも開けっ放しだ。
早とちりの八五郎はてっきり女房が間男と逃げるのだと思い込む。
そこへ女房がフロから帰って来た。仏頂面でキセルを吹かせている八五郎に話しかけるが、何も答えず怒ったような顔をしている。
長湯をして留守にしたことを怒っていると思い謝るが、八五郎は突然、離縁状をやるからすぐこの家から出て行けと言い出す。
身に覚えのない女房も怒りだし、二人の馴れ初めの、八五郎が無理やり言い寄った時の内輪話などを持ち出して八五郎に逆襲。
分が悪くなった八五郎、口ではかなわないと、たぎった湯の入ったやかんを投げつけた。これが台所に転がって湯が床下にだらだらと流れ落ちた。床下の泥棒さんの頭から煮え湯を浴びて、たまらずに這い上がる。不思議そうに見る二人を尻目に、泥棒は夫婦喧嘩の仲裁に入った。
ついに風呂敷包みはこの泥棒がこしらえたと分かり、「泥棒さんが出なければ俺たち夫婦別れしているんだぞ」と泥棒に感謝。
「飲めるんだろ。飲んで行きなよ」と用意した酒肴で二人は酔いつぶれてしまった。
目を覚ました亭主が「泥棒さんはよく寝ているね。不用心にしていると泥棒が入るといけないので、心張り棒をしっかり掛けておきな」。
「ちょっと待て。泥棒は家の中だ。外から心張り棒を掛けておけ」。
演じた隅田川馬石が落語を話すだけなのに、師匠は体力がないと務まらぬと嘆いたのを不思議に思ったというが齢を重ねて理解できたとか。
この演目で夫婦が口喧嘩するやり取りの激しさを聴くと、実感できた。
「鮑(あわび)のし」 三遊亭小遊三・・・おつむの弱い者を演じるのがウマい。
「紺屋高野」 立川生志 ・・・働き者が花魁に恋してハッピーエンドに。
放送予定日 11月3日14時 Eテレ。一席40分ほどの落語を3日に分けて放送。
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