建長寺広徳庵の自休和尚に見初められた稚児の白菊が、断崖から身を投げ自休もその後を追ったという伝説が残る。
白菊は、鶴岡八幡宮の僧坊相承院で学んでいた僧。江の島に詣でた折に自休に出会ったという。
白菊が身を投げる前に、渡し船の船頭に託した扇面には、・・・
「白菊のしのぶの里の人とはば 思い入江の島とこたえよ/ うきことを思い入江の島かげに すつる命は波の下草」 とあった。
自休は悲しさのあまりに、 「白菊の花のなさけの深き海に ともに入江の島ぞうれしき」 と詠んで後を追った。
二人は地上で成就できない恋を、この地で永遠に結んだと伝えられている。
鎌倉西御門の来迎寺に、安置されている跋陀婆羅尊者像が自休の像と伝わる。
そんな伝説の地に、モダンな飛行船が平塚方面からゆっくり飛んで来た。さらに、ヘリコプターまで飛んで来る・・・。
島の周りをボードで立ち漕ぎする者がふたり。 江の島は、飽きない。
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中には、変なことを考える僧もいたのですね
歴史の江ノ島に近代的な飛行船もまた、絵になってますね。
iina様仰せの様に、やはり江ノ島は飽きさせませんね。
お寺では、仏の教えで色欲は七つの大罪の一つとされていることから、自休和尚はそのはけ口に可愛い男の子を求めたのでしょうか?
二人が憐れでなりません。
みそこぶし山からの眺めを、みすごすことなく拝見しました。一ツ目小僧はいないのですね。
でも、スケールがおおきいです。
湧蓋山(わいたさん)では、薄い雲がわいたようですが、モグラがわいたようです。土竜とは、面白い漢字をあてるのですね。
きょうの稚児ヶ淵は、江の島めぐりで初登場です。やはり男色は気味悪くてブログの記事に採用しない傾向です。
(らいちゃん) へ
天王寺に近いご案内の「安倍晴明神社」には、偶然に行きあったことがあります。車で移動していて見つけた
のですが、階段を登った上に鎮座していた記憶があります。
写真の鳥居までは行かなかったですが、そこは正面入口のようです。
当時は、安倍清明はまだ有名ではなかったですが、銅像まで出来ているのですね。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/711e8225c51390becc9809c713efd0ef
仏門は、男ばかりの世界ですから、狭い社会の中では男色に溺れる者もいたのですね。