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未来創発フォーラム

2014年11月08日 | 雑感
藤原和博氏は、リクルートの営業マンから中学校の校長に初登用された人物。

「20世紀の成長社会」から「21世紀の成熟社会」に移行しており、最大の違いは、隣にいる人が自分と同じことを考えているとは限らず、自分のモードで相手に話しても、それを理解するとは限らない。

「みんな一緒」の社会から、「それぞれ」という社会に移行した。例えば、家庭では固定電話1つを共有していた。価値観がほぼ同じだったし、みんなが同じ方向を向いていたので、協調性の高い者が出世した。いまは、携帯・スマホでバラバラになったように、ひとりひとりの個性を目指す。
右肩上がりの成長時代が終わったいま、幸せになれる成功モデルはなくなった。過去に生きた世代とは、違う生き方を求められている。「正解主義、前例主義、事なかれ主義」から脱却して、成熟社会では、個人がそれぞれの価値観で独自の幸せを追求しなくてはならない。つまり、正解のない時代といえる。
少ないアプローチでゴールするのが成長社会での戦い方のルールだった。しかし、成熟社会では何回打ってもいいから、とにかく早くゴールにたどり着くというルールに変わった。

「1万時間の法則」がある。何であれ、1万時間かけて訓練すればマスターできる。1日6時間のトレーニングを365日続ければ、1年で約2000時間、5年で1万時間に達する。それだけやれば、何でもほぼこなせるようになる。さらにもう5年続けたら、しっかりとした技術やスキルとなって身につく。
70歳でももう一花も二花も咲かせられる。

「創り拓く 私たちの未来」のパネルディスカッションでは、
石黒浩氏が、知的システムをもつアンドロイドなどのロボットを開発し、田中浩也氏は3Dプリンターを開発した。
他人と同じことをしても売れない。追い込まれた末に、一歩も二歩も離れて考えると、アイデアが湧くことに気づいた。頭のよい者、専門家ほど悩みに陥ると抜け出せない。
特に、石黒浩氏のお喋りはユニークで当初はひとを喰ったような物言いに戸惑ったが、鋭い所を突いており「人間とはなにか」を掘り下げた故らしい。

古田敦也氏は、プロ野球では眼鏡をかけているというだけで過去に活躍した者がいなかったため、まったく相手にされなかった。2年浪人しオリンピックの選手に選ばれて、ようやくプロの世界に行くチャンスをつかんだ。




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6 コメント

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お早うございます。 (延岡の山歩人K)
2014-11-08 08:01:23
「1万時間の法則」
初めて知りましたが・・・
解説を伺えばなるほどと納得しました
要は「継続は力なり」ですね

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もう10年 (野の花)
2014-11-08 08:06:27
生まれた時が早かったかな・?なんて不遜にも思う。

あと10年有るとして 野の花は何がしたいだろう?
いやいや 取りあえず痛いところを治そう~

勇気の出るフォーラムでしたね。
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Unknown (焼酎学生)
2014-11-08 08:52:36
何かを知ろう、勉強しようとして、人並みに読書もしてきましたが、それを吸収できない、会得できない、悲しい凡人のボクです。
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個人主義 (らいちゃん)
2014-11-08 09:27:57
20世紀の成長社会に生きた私などは、現在の個人主義がなかなか受け入れられません。

1週間、家内の実家に行き、満足に歩くことができない義兄のために農作業をしてきましたが、隣に住んでいる義兄の長女夫妻は、両親の面倒を見るでもなく、今月末には親元を離れて暮らすそうです。

「過去に生きた世代とは、違う生き方を求められている。」という、フォーラムの内容は、私の身内から直に感じたような気がします。
しかし、このような「個人がそれぞれの価値観で独自の幸せを追求しなくてはならない」という個人主義は、親子の間には、取り入れて欲しくないですね。
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3コメントに φ(..) (iina)
2014-11-08 09:33:50
(延岡の山歩人K) さん へ
冒頭の写真は、一目で 阿蘇外輪山の「大観峰」を連想しました。薄いガス状の雲に覆われた涅槃像と阿蘇五岳は、
幻想的です。
 
ラピュータは、「天空の城ラピュタ」に登場する空飛ぶ島。映画「アバター」でも天空に浮かぶ島が描かれました。
素晴らしい景観です。

藤原和博氏が「1万時間の法則」を考えたそうです。




(野の花) さん へ
実りの秋です。サツマイモでも蒸かして腹をみたしましょう。

体調もととのうことでしょう。




(焼酎学生) さん へ
乾電池99本で、1トンの車輌を8・5キロを走らすとはすごいパワーです。

いまや水素を燃料にした未来型自動車が試験的に走り現実味を帯びてきました。これなら科学的に水素の燃料を作れ、
水を排出するだけで済み温暖化を防げます。

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(らいちゃん) へ (iina)
2014-11-08 10:12:44
「正倉院展」は、大阪時代に奈良で、東京でも鑑賞しました。技巧も定かでない時代の拙い品と思ってましたが、
精巧な品々に驚かされました。 天皇に奉げる物ですから、現在では再現不能な とんでもない技法が施されて
いました。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/8cee9bb37ce44a2debb3e7a7838de5a2

正倉院と東大寺
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/2e83a669aa27c3f9ac405671b0638553

現代は、今までに積み重ねた事どもが通用しない時代でもあり、その要領で考えたことがことごとく外れるから、
若者は年寄りの知恵に頼れないとも話しました。
そんなことはないと思う反面、そんな一面を感じたりする場面があります・・・。

過干渉は厭だし、交流が希薄なのも寂しいですから、その中ほどのつきあいが好いですが・・・なかなか思うよう
には参りませぬ。

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