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必ずコメントに参ります by iina

社会変化の数式

2007年10月02日 | 
社会の変化は、変化の二乗が積み重なる。
変化そのものでいうと、時間の平方根に比例する。
遺伝子操作をしない限り人間はどんなに長生きしても、11×11の121歳位が限界。

そこで、人生を11段に区切ってみた。
①序段の1歳で、一人の人間になり始める。
②2×2の4歳位までは親の翼の下にいて、
③9歳の3段までに学校というシステムに入る。
④16歳までの4段は「魔の季節」。反抗するわ、性に目覚めるわで結構難儀な時期。
⑤5×5の25歳位までが青春。時代の変化にも意識的に反応しよう。
⑥6段の36歳位までに社会人としてのスタイルをつくり、
⑦49歳位までの中年が社会システムを支える。
⑧そして、64歳から
⑨81歳までに老人の自立を果たす。

語呂合わせ風にいえば、青年の自立は親離れ、中年の自立は広い意味での子離れ、老人の自立は会社離れが課題になる。
いま、大きな問題は「中年化」の進行だ。その度合いは「みんなこうするもんだ」「誰でもこうしてきた」という言葉を口にする頻度で測ることができる
中年は社会的な責任があったり忙しかったりするから、ああでもあるし、こうでもある、ではうっとうしい。なるべく価値観を一元化した方が楽。それが時代の常識のベースをつくっている。
最近は、老人になっても中年のしっぽを引きずったり、早いことおじさんになりたがる若者が多い。
無駄になってもいいからやってみよう、というのが若者なのに、ゆとりがないのか無駄なことをしない。若いときはいくらか非常識してくれないと困る。
/読売新聞2002年10月9日「こころの四季」森毅氏(京大数学名誉教授74歳)より

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4 コメント

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な~るほど (楽母)
2007-10-03 07:09:02
森先生って、ちょこちょこ新聞の論評欄なんかで
ものをお書きになってますけど、分かりやすくて
いいですよね。 ご本人の講演だと関西弁でとても
楽しいお喋りをなさいますし。
私は学者が難しい事を噛み砕いて簡単に分かるようにお話してくれる、というのが好きです。 難しい事を難しいままに話すのなら学者同士にしとけば~なんて思うのは、凡人の僻みでしょうかね?
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なるほど (くろくま)
2007-10-03 07:49:06
論語のような感じですね。
人生をこうして段階にわけて考えると、人生設計もしやすそうです。
できれば、の話ですが(;^ω^)
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時は金なり (motoko)
2007-10-03 15:38:57
iinaさん、今日は。
人生の区切りに置き換えてみますと、数式の重みを
感じますね。
誰でも、いづれは老人を目指しているわけですが、
時は金なり・・光陰矢のごとし、と思って過ごしていますが、時間の大切さを、痛感いたします。
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ただ今、仕事 大忙中 コメント・さんくす (iina)
2007-10-04 17:00:45
(楽母)さん へ
映画館貸切状態というのは、なんか寂しそうですね。
森毅先生のはなしを聴けたなんて幸せでしたね。
むつかしい話のエキスを噛み砕いて聞かせてもらえたなんてiina~。
偉いひとでも面白くない話し方をする方もいるので、よかったですね。

(くろくま)さん宅も続々と動画がつづきますね・・・。
論より証拠な話題です。
それを活かすとなると、なかなかむつかしいです。

(motoko)さん へ
相変わらず、うまいなぁ~
松田聖子そっくりです。
やはり、描く公式があるのですか?
公式をコツに置き換えると意味が通じます。
キーワードを自分なりに見つけ出せると好いのですが・・・。



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