投稿済逃亡者・最終回は、別サイトに投稿した写真が閉鎖になり表示できなくなった。今回、アップロードし直し、再びした。
片腕の男がロサンゼルスのバーで傷害事件を起こして逮捕された。
ジェラード警部はこの片腕の男をオトリにすれば、必ずキンブルが現れると考え、この事件を大々的に新聞に流した。
キンブルと同郷の女性ジーン・カーライルは、警察署で速記の仕事をしている。ジェラード警部が来ていることから罠だと察し、キンブルに知らせるために、キンブルの妻の妹ドナと連絡をとった。ドナは心当たりの勤め先に連絡しようとした。
新聞を見たキンブルは、電話ボックスから警察にフレッド・ジョンソンの名で片腕なのかを確認している傍を、警官が聞き込みしている。
さり気なく、その場を離れたキンブルをジーンがみつけた。
大きな箱を買い、顔を隠してジーンの車に乗り込むと警官が呼びとめようとするが走り去る。
ジェラードは片腕の男を取り調べたがヘレンを殺したという証言は得られなかった。
あの晩、何処にいたか問うと、嘘でとぼけられたため、事件の2週間前に職場で酒を飲んでクビになった事実を突きつける。
「ヘレン・キンブルを殺したのか?」と詰め寄る。
新聞報道の裏に、ジェラード警部がいることを嗅ぎつけられ、逆に利用しようとテレビインタビューに出た。
新聞にもキンブル事件との関連を載せた。キンブルに自首を促すためだ。
ジーン・カーライルは語る。父親は、横領で捕まり刑務所内で死んだ。
家族は村八分にされたが、唯一キンブル家族だけは味方になってくれた。
父はどうであれ、母は罪もないのに罪をあらがいながら死んでいった。
キンブルは逃亡生活に疲れ、片腕の男と対決するしか解決の道はないと、自首することに希望を持った。
警察本部にいまも間違いなく片腕の男がいることを、ジーンが確認しキンブルに電話を入れた。
遂に、キンブルは自首する決意を固めた。
だが、片腕の男を保釈した者があった。 ジーンは、背後でそのやり取りを見た。
保釈代理人は、片腕の男フレッドを連れて、堂々と警察署を後にする。
直後に到着したキンブルは、すべてが分らなくなる。ジーンの車で、警察の尾行車の後から追う。
代理人は保釈人をゆすろうと、フレッドに入知恵した。
私は依頼人の名と住所を知っている。お前は保釈した理由を知っている。お互いの情報を合わせると金儲けができる。
「キンブルは、俺に女房を殺したと言いやがった。俺は殺った奴の顔を見た。」
「キンブルがどうなろうと俺の知ったことじゃない。盗みに入ったのがバレちまうじゃないか。」
二人が代理人の事務所に乗り込むと、代理人は殺されていた。
そこに残された速記メモを読むと、故郷スタッフォードとキンブルの妹の夫レン・タットの名があった。
駅に向かうためタクシーを止めると、キンブルの背にジェラードの声がかかった。「キンブル動くな!」
二人が車中の人となった。その一人にとって4年前、運命の悪戯から辛くも逃れ得た法の裁きを受けるべく辿る道であった。
もう一人には、長い苦しみの旅の果てに得た勝利の一瞬であった。
護送列車
リチャードキンブルは故郷へと向かっていた。
後編につづく
改修前の最終回
片腕の男がロサンゼルスのバーで傷害事件を起こして逮捕された。
ジェラード警部はこの片腕の男をオトリにすれば、必ずキンブルが現れると考え、この事件を大々的に新聞に流した。
キンブルと同郷の女性ジーン・カーライルは、警察署で速記の仕事をしている。ジェラード警部が来ていることから罠だと察し、キンブルに知らせるために、キンブルの妻の妹ドナと連絡をとった。ドナは心当たりの勤め先に連絡しようとした。
新聞を見たキンブルは、電話ボックスから警察にフレッド・ジョンソンの名で片腕なのかを確認している傍を、警官が聞き込みしている。
さり気なく、その場を離れたキンブルをジーンがみつけた。
大きな箱を買い、顔を隠してジーンの車に乗り込むと警官が呼びとめようとするが走り去る。
ジェラードは片腕の男を取り調べたがヘレンを殺したという証言は得られなかった。
あの晩、何処にいたか問うと、嘘でとぼけられたため、事件の2週間前に職場で酒を飲んでクビになった事実を突きつける。
「ヘレン・キンブルを殺したのか?」と詰め寄る。
新聞報道の裏に、ジェラード警部がいることを嗅ぎつけられ、逆に利用しようとテレビインタビューに出た。
新聞にもキンブル事件との関連を載せた。キンブルに自首を促すためだ。
ジーン・カーライルは語る。父親は、横領で捕まり刑務所内で死んだ。
家族は村八分にされたが、唯一キンブル家族だけは味方になってくれた。
父はどうであれ、母は罪もないのに罪をあらがいながら死んでいった。
キンブルは逃亡生活に疲れ、片腕の男と対決するしか解決の道はないと、自首することに希望を持った。
警察本部にいまも間違いなく片腕の男がいることを、ジーンが確認しキンブルに電話を入れた。
遂に、キンブルは自首する決意を固めた。
だが、片腕の男を保釈した者があった。 ジーンは、背後でそのやり取りを見た。
保釈代理人は、片腕の男フレッドを連れて、堂々と警察署を後にする。
直後に到着したキンブルは、すべてが分らなくなる。ジーンの車で、警察の尾行車の後から追う。
代理人は保釈人をゆすろうと、フレッドに入知恵した。
私は依頼人の名と住所を知っている。お前は保釈した理由を知っている。お互いの情報を合わせると金儲けができる。
「キンブルは、俺に女房を殺したと言いやがった。俺は殺った奴の顔を見た。」
「キンブルがどうなろうと俺の知ったことじゃない。盗みに入ったのがバレちまうじゃないか。」
二人が代理人の事務所に乗り込むと、代理人は殺されていた。
そこに残された速記メモを読むと、故郷スタッフォードとキンブルの妹の夫レン・タットの名があった。
駅に向かうためタクシーを止めると、キンブルの背にジェラードの声がかかった。「キンブル動くな!」
二人が車中の人となった。その一人にとって4年前、運命の悪戯から辛くも逃れ得た法の裁きを受けるべく辿る道であった。
もう一人には、長い苦しみの旅の果てに得た勝利の一瞬であった。
護送列車
リチャードキンブルは故郷へと向かっていた。
後編につづく
改修前の最終回
後編を楽しみにしております。
日本酒と一緒に刺身を食べたいです。
> 逃亡者、懐かしいです。後編を楽しみにしております。
あさってに後編をいたします。