もののはじめblog

コメント歓迎 ! 
必ずコメントに参ります by iina

勝海舟

2005年06月19日 | 東京エリア
いままで見たこともない勝海舟像が、墨田区役所傍に出現していて驚いた。去年7月に建ったらしい。
本所亀沢町で生まれ吾妻橋~向島近辺は海舟が青少年期に剣の修業や参禅で心身を鍛練した所として、吾妻橋に近い隅田川沿いの地が銅像建設地として選ばれたという。

官軍の西郷隆盛と談判し、江戸の町を戦火から救った「江戸無血開城」の功績は大きい。また、咸臨丸によって、日本人として初めて太平洋を横断し、坂本龍馬等を世に出したことも広く知られている。
幕府の高官(軍艦奉行)に就任したとき、安房之守(安房は今の千葉県南部)を選んだ。安房は「あほう」とも読める。最後には(47歳の頃)名前も安芳(やすよし)と改名して勝安芳となった。流石に江戸っ子は洒落が利いている。




牛嶋神社は、本所の総鎮守社。[由緒
文武天皇(701-704)のころに向島両国の本所一帯にかけて大宝律令による官牧(国営牧場)の「浮嶋牛牧」だったことからきている。三輪鳥居(三つ鳥居)と狛犬代わりの狛牛が珍しい。
海舟は剣術道場で稽古に励んだ後、毎晩この神社境内で夜稽古した。
墨堤沿いの弘福寺近くにあったが、昭和初年に水戸徳川邸跡の現在地に遷座された。

「撫で牛」。体の悪い所と同じ場所を撫でると病気が治る。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 空中浅草 | トップ | 飯事急須 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (元・のら猫)
2005-06-20 12:57:36
勝海舟という人は大変興味深いですね。

特に、藩や幕府、で無く日本という概念を持っていたこと・ウイットに満ちたキャラクターから来る魅力の2点。ほんと俊秀とは言い得て妙ですね。



「安房之守」とはまた面白いですね。関西的にはあほ=ばかでは有りませんから、「あほ」というのはとても面白みを感じます。
返信する
江戸無血開城 (チューチューマウスと仲間たち)
2005-06-19 07:29:22
勝海舟…身分制度にこだわった幕藩体制も、五代綱吉の頃からは、身分は低くても有能な側用人が必要になってきた。それが幕末には、御家人の子弟でも、有能であれば、頼らざるを得なかった。幕藩体制の崩壊は必然だったということでしょうか。



勝海舟は、その中でも、抜群の俊秀、英傑だったのでしょうね。江戸の町を戦火から救った「江戸無血開城」の功績は大きい…同感です!
返信する

コメントを投稿

東京エリア」カテゴリの最新記事