最初に覚えなくてはならない化学物質がベンゼン Benzeneであった。一般的に言われる「亀の甲」である。
これが私を化学嫌いにした。なぜならこんな雪の結晶みたいな物質を実際に目にすることがないし、これでは何のことがさっぱり分からない。ベンゼンは炭素6個と水素6個が環状連鎖したもので本来下記のように丁寧に表現すべきである。
これだったらバカな私でも少しは理解できる(本当はこれは書きにくいので6角形亀の甲に略)、立体表現だとさらに分かり易い。
化学者は教え方が下手で意地が悪い。彼らは我々凡人をさらに差別(バカに)するため、このベンゼンがいくつも繋がると勝手に名前を変え混乱のどん底に落とす。
これも今は中学高校で習うそうだが、こんな命名をした奴のおかげで私みたいな化学嫌いが増える。
もし私が命名の責任者だったら、ナフタレンはダブルベンゼン(または2亀)、アントラセンはトリプルベンゼン(または3亀)、トルエンは困ったぞ?メチールベンゼンでは難しすぎる!6角フライパンかカブトカニだ。
あの猛毒ダイオキシンなどはひど過ぎる。
私の命名法だと、これは猛毒アリ酸か超危険ゴキブリ酸だ。
おっと実際「蟻酸=ギサン」 formic acid (CH2O2)と命名された化学物質があった。
これがなぜ蟻酸かと言えばアリの毒の成分がこの物資だからだそうだ。
バカなことを述べたが、実際は国際化学組織が合理的に標準化したIUPAC命名法が使われ、すべての化学物質がCAS に登録され番号が振られている。日本には既存化学物質名簿がありこれに新たに登録するための新規化学物質申請手続きがあり、現役時代にこれにも関わったこともあった。日本では難分解性、高蓄積性及び長期毒性又は高次捕食動物への慢性毒性物質の登録はハードルが高い。
化学大嫌いのぼやきでした。すみません。