ウッドデッキ、BBQテーブルを作ってあげた近所の家でもう一つ作ってあげるのを提案していた。
ここの庭は広くて車3台駐車できるスペースがあるが、来訪者も一時的に多くなることもあり昨年やむを得ず誰の迷惑にもならない路上(駐車禁止道路でない)駐車をしていたら警察から駐車違反切符を切られたらしい。警察は通報(多分近所の意地悪)に対応したとのこと。その後はうちの駐車場が空いているので停めに来ていたが歩いて5分かかりやはり不便。その話を聞いた私がウッドデッキを作りながら、庭改造(駐車スペース拡大)を提案したら私に作って貰えないかという話になった。
今2台駐車スペース後ろにここの主婦が雑草防止にレンガ敷石を置いているがその後ろにはバラが4-5本植えてある。それを移植して高低調整すれば今の駐車スペースを縦に延長できる。
少し寒さも緩みセメント練っても硬化しそうなので、作業開始。
まずバラを移植して10㎝ほど掘り下げ再生砂利を入れて転圧。転圧機を借りてくるほどの広さではないので、丸太に取っ手を付けて自作転圧機で叩いて固める。掘り起こして邪魔になった土は塀際に花壇と植木の周りに築山作って処分。
枠板を作り、仕上げ表面レベル出しをする。先の(上部写真左側)既存歩道につなぐためわずかに下り勾配(2-3度?)になる。既存駐車場と新しく作るところに排水溝があり、そこには150㎜幅のグレーチングを取り付けるように枠板を設置。
ワイヤーメッシュ7枚を買ってきてグラインダーでカットしてサイズ調整。メッシュをハッキング金具と針金で結束。針金は2本づつ束ねた方が強くて作業もし易い。
いよいよコンクリート打ちだがミキサー車を呼ぶほどの量ではないので、電動回転ミキサー(近所で借りた)で生コン作りをするとにした。
砂700㎏、砂利(5号)700㎏セメント10袋(250㎏)を近所から借りた軽トラダンプで持ち込み、ひたすら私が(セメント1、砂2、砂利3比率で)スコップで回転ミキサーに放り込み練った後、ここの主婦(Nさん)が一輪車で運んでメッシュの上に流し込む。手伝いに来た家内がトンボで型枠レベルに沿ってできるだけ均一に伸ばす。接着と伸びが良くなるようにマノール接着吸水改良剤を少量投入。この3人の作業組み合わせが良く午前中でコンクリート荒打ちは終わる。
午後1㎜程度の雨が降り出し昼食を挟んで様子見していたが、2時ごろ雨が止みモルタル塗り作業開始。
今度はNさんと家内がモルタルを練り(マノールアクリットを以前より多めに混和)、午前中荒打ちした所に一輪車で運び私が指示した場所にモルタルを落として貰う。私はそれをトンボと長コテでできるだけ均一に伸ばす。所詮素人が大した道具も使わずにやっているので表面は波打っている。モルタルを全面に伸ばしてコテ押さえして、一旦腰を伸ばして休憩(かなり腰への負担が大きい)。
今度は2度めのコテ押さえ(表面仕上げ)をするが足元確保のため3分の1に切った合板を先ほど仕上げたモルタル表面が傷つかないように置き、その上に私が膝をついてしゃがんで大小の仕上げコテで表面を仕上げていく。不自然な姿勢なので途中から腰が痛くなる。知り合いの元左官職人さん、腰が痛くなり仕事替えをしたと言っていたが、私もたったこれだけの作業でそれが理解できる。ともかくこの作業は始めたら最後まで時間内(セメントが柔らかいうちに)やりとげないとならない。
全面コテ押さえが終わり、曲がった腰を伸ばしてよく立ち上がって見るとと波打っている部分もあるが家主のNさんは十分にきれいだと言ってくれたのでこの日の作業はここまで。本当は左官セメントでもう一度表面や端の定規仕上げをすればもっときれいになるのだが、駐車場なのでこれで手を打つ。
後日セメント硬化を見計らって枠板外し、コーナーなどを仕上げよう。新旧の駐車場間の溝にグレーチング(溝幅150㎜)を3枚乗せればもう一台十分に駐車できるスペースが確保できた。Nさんもバラ園の草取りからも解放される。
1週間後、しっかり固まっているのを確認して型枠を外す。
未整備のところ(下左写真左奥)に剥いでおいたレンガタイルを敷く。ここはかなりの傾斜がついていて雨水会所があるのできれいに均一に表面を揃えるのは難しいが砂利とドライモルタルでそれなりに格好を整えた。
グレーチング(90㎝長x溝幅15㎝)3枚必要だがホームセンターで2枚しかなく、一枚は取り寄せ注文して借り板作って置く。
ひとまず完成だ。
車の出し入れは念のためあと2週間ほど十分に乾燥するまで待って貰うが、人の往来は大丈夫だ。残土処理でできた築山の土止めに鉢を並べたのでついでに花も買って植えたら格好はついた。