父親50回忌、母親7回忌法要のため 熊本の実家に帰り、弟夫婦より父親が映っている日本海軍映画(轟沈)を見たことがあると聞いた。
父親は第二次世界大戦中は潜水艦乗組員だったが、終戦を呉で潜水艦教官として迎えたので戦死を免れた(故に私達兄弟(4人)も生まれた)。
戦時中の1944(昭和19)年に作成された映画「轟沈 インド洋潜水艦作戦記録」フイルムは戦後アメリカに没収されその後日本に返還された。その記録映画が45年ぐらい前に熊本の民放テレビで放映され、私の叔母(父の妹)がたまたまその番組を見ていて自分の兄(私の父)が潜望鏡を覗いているのを発見した。その時父はすでに他界していた。弟が熊本のTV局に連絡するとフイルムは東京にを返してしまっていたが、好意でもう一度取り寄せて、局で弟夫婦、母、叔母に見せてくれたという話だ。
そこで私がもしやと思いYoutube で検索すると、何と一年前に「カラーで蘇る記録映画 轟沈インド洋潜水艦作戦記録」として投稿されているではないか。
ここの説明では潜水艦名は機密とあるが、父親が乗船したのは伊号10番で最も戦果を挙げた潜水艦だと聞いている。
映像を注意(興味)深く見ていくと41分から確かに父親が潜望鏡を左から右画面へと回しながらはっきりと写っている。横顔はかなり私にも遺伝している。
これは驚いた。50回忌の奇遇(奇跡)だった。
早速この部分を切り取り親類に送ってあげたが、86歳の従姉は涙が出たとの返事をくれた。
Youtubeに投稿したJPTW亜細亜新聞に大感謝。