何と結婚50年、よくぞ持ったと記念にぶらりと(休暇村を予約していたのでそうでもないが)車であまりウロウロしない愛知県に出かけた。信州などにはよく出かけるがいつも愛知県は素通り、まずは知多半島から探索。
特に目的もないのでまずは焼き物の郷、常滑に立ち寄る。朝早く家を出発したので瀬戸物屋が集まるセラモールに到着したのが9時半ぐらい、開店しているのか心配だったが駐車場の隣の店はオープンしていて家内は気に入った(陶器製おひつ)のが見つかりを早速購入。他にもこの店には気に入ったのが沢山あったみたいだが15分ぐらいで他の店へと移った。そのモールを10時ぐらいに出発して次の場所(焼き物散歩道)に向かう。
なぜ詳しくつまらないことを書くかと言うと、休暇村の部屋で夕食後にテレビ(東海放送ニュース)をボーと眺めていたら、常滑セラモールに高齢者ドライバーが車ごと突っ込んだ写真が写り、よく見たら家内が買い物をした店ではないか。家内も目を丸くして、「私が最初にガラス越しに商品を眺め、中で商品を見つけお金を払ったレジ付近が粉々に破壊されている」と驚きで叫んでいる。それも何とこの事故発生の30分前のことだ。我々がモールを出た直後のことだ。これも運が良かったと言うのかな?
そんなことも知らずに呑気に知多半島を道の駅などに立ち寄りながら一周して今夜の宿のある渥美半島の伊良湖に向かう。
渥美半島に入るとやけに野菜畑が多い。さらに進むうちに私の地理感(かなりいい方だと自負している)が狂ってきた。午後なのに走れば走るほど太陽が目の前に迫る。夕日がフロントウインドーのど真ん中に入りサンバイザーでまぶしさを覆いきれず、やばいことに信号も見れないほどで助手席の家内が手の平を顔の前で広げ指の隙間から確認してくれた。後で地図(上部)を見て納得したのだが、渥美半島は西側に突き出ている(私は南に突き出ていると勘違いしていた)。そしてこの半島の半分ぐらいはキャベツ畑でそれなりに見ごたえがある。これも後で調べたら愛知県がキャベツ生産量日本一、納得。宿泊は半島の先端にある伊良湖国民休暇村、建物は古臭いが夜の星空が屋上から観測できる。休暇村の夕食は基本的にバイキング方式だが、どこの休暇村でも郷土料理や産物を取り入れている。xx農場のキャベツ料理もあり当然少しだけ頂く。
翌朝渥美半島の東海岸を走るがまたキャベツ畑、途中昨日貰った旅行支援クーポン6千円分を使うために道の駅めっくんハウスに立ち寄り野菜果物を買うが使い切れず帳尻を合わすため産地でもないコメ5㎏まで仕入れる。家計が助かる、ありがたやー。 そのまま走り続け静岡県に入り浜名湖を一周、ウナギ料理の看板が多いが二人ともあまり蛇とかウナギなどには食欲が湧かない。湖の北側の三ケ日に近づくと山の斜面はミカンが鈴なり、道端で一袋100円無人販売があり5袋買ったがこの時期にしたら皮が柔らかく甘くて美味しい。
その夜の宿泊は愛知と長野の県境にある茶臼山休暇村だがチェックインには時間があり、途中足助に立ち寄り紅葉名所香嵐渓を歩く。驚いたことに人出が多く屋台も出店、外人観光客も歩いているがマスクなし。こちらにしたらマスクなしはまだ不安だが、彼らにしたら全員マスク着用現地人姿も珍しいのかも?
雨がぽちぽち降り出し、茶臼山休暇村にチェックインした途端に土砂降りになりタイミングがよい。ここは愛知県で一番標高の高いところ(約1400m)で景色や星空がきれいなはずだが、残念ながら何も見えない。夕食は珍しく鍋バイキング。鍋用の材料(野菜や肉、魚等)やいろんなタレの中から好きなもの選びテーブルで固形アルコールで料理して食べるのだが変わってていい。いつもながらいろんなものを試食したいがすぐ満腹になり、夜中に食べ過ぎで苦しくなる。朝食も珍しく和食中心、それでも家内はどこ行っても朝はパン食中心。そういう私もご飯に納豆生卵をかけ味噌汁なので家と変わらない。
翌朝も雨、周りは霧で何も見えない。本来ここは見晴らしが良く(春には芝桜が有名)とてもきれいなところらしいが、こうなったら一路家に向かうしかない。途中の豊田市で貰った地域振興クーポンで愛知産(?)キリンビール1ケースドラッグストアで買って帰る。
旅行支援と地域支援クーポンで安く宿泊(食事も)でき、お土産まで付けてもらった。この制度は割引率は低くなるが来年も引き継がれるそうだ。
今年もあと一月で過ぎ去ろうとしている。