仲良くしている近所からウッドデッキ作製を依頼された。
これまで自分の家で2か所、他所の家で2か所製作したので作り方は分かっている(我流)。耐久性に優れたレッドシーダーやウリン材をホームセンターで物色すると値段が4-5年前から最低50%ぐらい値上がりしている。米国内でコロナ感染流行のため在宅勤務が多くなり建築ラッシュが起き木材不足になっているらしい。そこで耐久性を考え、鉄角柱(50㎜)と樹脂板(25㎜厚)を使うことにした。こちらも値上がりしてるらしいが、木材を使うより安く上がりそうだ。エネルギーを多く使う鉄や樹脂が天然木材より高価だというのは納得できない話だが?
まずは土台(基礎)用に角柱をバンドソーで切断して、溶接して組み立てる。
レーザービーム水準器がないので、普通(90㎝長)の水準器で端の脚を組む。これさへしっかり出しておけば後は右へならいだ。脚はネジ式床束を使えば簡単だったが、かなりの個数になるし鉄パイプへの固定が難しいので鉄角柱切断してを横から溶接することにした(理想的には下に敷いた方がいいが、高さの微調整ほぼ不可能)。必要に応じてLアングルを溶接補強。鉄角パイプの茶色塗装と切断は住人が手伝ってくれたので、私は溶接するだけで作業が捗る。溶接も無免許素人なので穴は開けるはボコボコだが見えないところなので強度だけは持たせるように注意する。溶接電流(電圧も)が高いと穴が開きやすいし、低いと溶接棒が鉄柱にひっつく。作業は高い方が速い。
基礎さへ出来上がれば、樹脂板を張り付けるだけで、これも住人がスライドソーで長さを調整して切断してくれたので私は専用取付具でビス止め。このビス少し短かすぎて板が鉄板にしっかり固定できないが、規格品なので最後まで使ってみる。端の板だけ上から長いビスを打ちズレ防止をする。
そして幕板にはLアングル鉄板を塗装して樹脂板の端にビスで固定。
初めて使用する部材(鉄角パイプと樹脂板)だったがすっきり仕上がり作業も早く終わった。施工そのものは5日間だが、材料や工具手配、採寸設計等に数日は費やしたかな?
依頼主は部屋(リビングとダイニング)からそのまま出れるので大満足のようだ。
ここに10年ぐらい前に私が作成したBBQテーブルがあり、木製なので腐り始めた。それも鉄骨枠組みで作り直すことにした。今回は知人の発電機付き溶接機を借りたが、自前の溶接機一台欲しいな。ネットで物色してみよう。