私の運転免許更新は来年4月の誕生日だが、今月初めに更新のための高齢者講習受講案内葉書が届いた。家内も今年の3月誕生日更新で同じ手続きをしたので「来たな」と言う感じだった。人の話によると運転教習所に申し込みが殺到するため即座に予約をした方が良いと聞いている。私はいつものように近所の土木作業の手伝いのため忙しく電話できないため、家内に一番近い(10km)阪神ドライバーズスクールで予約して貰った受講日が今日だった。
午後12時に教習所受付、その前に検温があり、アルコールで手を消毒、受講申込書や運転状況調書などを記入して5100円払い、別室(換気のため窓半開)に10人ぐらいの受講者が集められ12時半よりビデオ安全講習、静体視力、動体視力検査がある。
私はこの制度は免許証返納させるための年寄りイジメで警察天下り先(教習所)への献金制度だと思っている。無駄なことをさせると腹立たしく受講したのだが、視力検査などを受け、それなりに老化している事実を見せられ愕然とさせられた。
そのあと教習車に乗り実技検査がある。これには自信満々で臨んだが、教習車はクラウンで普段運転しているヴォクシーより大きいし、コロナ対策で隣の教官がマスクとフェイスシールドを着用して教習車の窓が開いているため指示する声が聞こえにくい(もともと難聴である)。
まずはコーンでスラローム、一時停止、S字カーブ、バック駐車などがある。最後に教官のコメントがあり、私の運転技術に問題はないが、2点注意された。一時停止して右左確認して発進左折するとき左側に首を回して巻き込みしていないか確認すること(トラックでもあるまいし誰がそんなことする?)、狭いS字カーブに左折を急に指示され右に少し膨らませて左折したらしくそれを止めるよう(対向車線にははみ出していないのに)注意された。家内などバック駐車で脱輪したらしいが一言も注意なかったそうなので、何か言わなければならないと思っているのだろう。
最後に受講証明書を渡され来年の誕生日前に更新手続きに提出する必要がある。
70歳以上の高齢者を有無を言わさず5100円を払わされ受講させる制度は憲法の国民平等に反していると思うのだが、受講してやはり老化による事故対策(減速と安全確認)を怠ってはならないと自覚させられたのも事実だ。高齢者は無事故無違反でもゴールド免許にならないのも不公平である。
しかし気にくわないのは、申し込み書と受講証明書受け取りに印鑑を押させられたことだ。今政府が印鑑廃止運動を展開している最中に、免許証で本人確認が済んでいるのに、相変わらず警察関係者(教習所)馬鹿なことをさせる。
ここで私が喚いても彼らには改善意欲も権限もない。
河野大臣に伝えて置こう。