めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

日本一の秘書―サービスの達人たち (野地 秩嘉)

2011-09-16 21:35:17 | 本(普通) た・な・は行の作者

ついに読んでしまった…。 ???(汗)
ちなみに、新潮社さんのHP には、このように載っています。

いつかは読むことになるだろうと 思っていたものの…
ほほほほほ(汗)…
結構、メディアで取りあげられたこともあり、興味津々でした。
(が、買わずに済ませる ワタシ…  ほほほほほ…(汗))

それで、むしろ副題の方 重視で拝読いたしました。
横浜ニューグランドの超ベテラン・ドアマン 田中さん,似顔絵デカの飯田さん,秋田県のヒーロー・超神ネイガーさん などなど…。

たまには、新書もいいですね。
野地先生のすっきりとした 正統派の文書で、達人たちの素晴らしさが 純粋に伝わってきます。
野地先生・・ 時には、達人の真意に迫るために 身体を張った取材で、ご苦労もされたようですが…。

中でも、警察ご退職後も その腕を買われて似顔絵を描き続けた飯田刑事さんのエピソードには、考えさせられました。
今回読んで 初めて知ったのですが、似顔絵部門の警察官て、試験を潜り抜けた狭き門の職務だそうです。
美大ご出身の警察官も結構いらっしゃると知り、意外でした。

しかし、犯罪に合った被害者から、犯人の特徴を聞き出すというのは、並々ならぬ困難を要するとのこと。
被害者は、それこそショックを受けていて、例えば、痴漢に合った女子高生などは泣き続けていて、話をするどころではないとのこと。
(ふむ…  確かに…)

むしろ、メンタル的なケアが大きく関わってくる職務なんだと、
そーゆー被害者の嘆きを糧に、「絶対、俺の描いた似顔絵で犯人を逮捕する!」という信念で
描くのだと…、魂をこめて 向き合ってこられたそうです。

実際、似顔絵刑事の功績による検挙実績は、結構多いとのこと…。(驚)
これは、描かれた刑事さんが その絵に込めた思いの強さ(魂)の 賜物なのでしょうね。
コメント
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