これを借りて帰宅したところ、
ウチの犬(= 夫)は、表紙を見るなり、「ぶわははははは…(爆)!」と ブッ跳びの反応・・・
(やっぱり… 、あ、背表紙は もっと似ているそうです… かわゆい妻に…(汗))
さて、本題 本題 。 。 。(焦)
これは、いい! です。
はい。
“よかった!” のケテゴリーに入れるべきか、悩んだのですが、心が打ち震えるほどの感動…
には至らなかったので、あっさりと “まぁまぁ” の方にしましたが、
とっても良かったです。
この本については、偉大なる 川上未映子センセイが ご立派なコメント を寄せられていますので、
ワタクシなんぞが あーだこーだ 感想をほざくまでもないことでして…(逃)
異国の地で 人質に捕られてしまった8人の日本人が語る 8編の物語は、
ぞれぞれに自分の人生観を重ねあわせた(?) と思われる内容となっております。
どれも、ちょっとミステリアスで それぞれに全く違うカラーを醸し出していて、
読みながら、(小川先生って、多才! すんごい~!)と 幾度となく感じさせられます。
どれも、1章読み終わる毎に (ほーーぅ…)と 感慨に浸ってしまったのですが、
中でも、「第4夜:冬眠中のヤマネ」(ちょうど、上記の川上センセイがコメントされてなかった。)
が 心に残ったかなぁ… という感じ。
あと、良かったのは、最終章の「第9夜:ハリキアリ」。
これは、8人の人質から語られた物語ではなく、この国で犯人逮捕の任務に就く
政府軍兵士により語られた話なのですが、
これで 締めくくって下さったのは、まさに、読者のツボを心得ていらっさる という感じ。